「チャピる」「ギュられる」など、就活用語にAI関連語が登場
「チャピる」「ギュられる」など、就活用語にAI関連語が登場
「ガクチカ」(学生時代に力を入れたこと)や「ES」(エントリーシート)といった就活用語は一般に広く認知されてきた感があります。弊サイトでも2018年と2020年に就活用語について紹介したことがありますが、ここ数年は目新しい言葉の登場はほとんど見られませんでした。 しかし本年、就職活動を応援する株式会社マイナビ(東京都千代田区)が日本全国の大学生と大学院生を対象に就活用語について調査した結果、「チャピる」(ChatGPTを就職活動に使う)や「ギュられる」(シンギュラリティ*から、生成AIによる業務削減で新卒採用が減る)といった新たな就活用語が登場しました。
*シンギュラリティ:AIが飛躍的に進化したことで、AIが人間の知能を超える転換点
調査は7月末時点の内々定率や就職活動継続率など様々な項目に分けて行っていますが、そのなかでも「就職活動に影響したニュースワード」と「就活用語ランキング」に着目してご紹介します。
【調査概要「マイナビ2027年卒大学生キャリア意向調査7月<就職活動・進路決定>」】
○調査期間/2026年7月25日(土)~2026年7月31日(金)
○調査方法/マイナビ2027会員(退会者含む)にWEB DMを配信し、インターネットアンケートより回収
○調査対象/2027年3月卒業予定の全国の大学生、大学院生
○有効回答数/1239名(文系男子207名、理系男子254名、文系女子495名、理系女子283名)
就職活動に影響したニュースワードは1位「初任給アップ」
就職活動に影響したニュースワードを聞くと、「初任給アップ」が4年連続の1位となりました。弊サイトでも先月、初任給について取り上げましたが、就職活動をするにあたり、初任給アップは非常に影響があり、下記のような生の声も寄せられています。
●入社を最終的に決定した企業の最終面接後に初任給アップのお知らせが来て、懸念点であった初任給の憂いが無くなり、企業に行きたい気持ちが高まったため。(文系女子)
●初任給がどの程度上がっているのかという観点は、企業研究をする中で重要な要素のひとつとしてあった。(文系男子)
2位は「人工知能・AI」、3位は「ChatGPT・対話型AI」と、AI関連のワードが並びました。生成AIを使用してESを書いたり面接の練習をしたり、果てはWEB面接において生成AIカンニングを行ったり、就職活動でも生成AIは広く活用されています。就職活動に影響した、と考えるのも当然でしょう。
就活用語ランキング8位に「チャッピー」登場
周りで流行った「就活用語」を見ると、かつて弊サイトで紹介した2018年・2020年のランキングと大きな変化はなく、1位「NNT」、2位「ガクチカ」、3位「お祈り」と続きます。そんななか、満を持して登場したのが、8位の「チャッピー」です。ChatGPTの愛称で、ESの添削や面接の練習など就職活動のさまざまな場面で活用されたため、ランキング入りしました。
若者のワードセンスが光るランキング外就活用語
ランク外の中にも、「チャピる」「ギュられる」といったAIに関する新語が挙がりました。
生成AI関連用語の登場は世相の反映として興味深いですが、ランキング外の用語は若者のワードセンスが垣間見られて、面白いものばかりです。
「香ばしい」は、ある企業がブラックではないかと感じたときに表現するそうです。黒が焦げた色であることからきていたり、怪しい「臭い」がする、というところからきているのでしょうか。 「インターンドルフィン」は、短期インターンシップを連日ハシゴして、毎日どこかしらの企業の選考やイベントに向かう人のこと。イルカが海面に出たり入ったりを繰り返すように、忙しくあちこちの企業を泳ぎ回る様子から名付けられたそうです。
ランク外の用語は一般に知られるほど定着しない分、年によって大きく変わります。しかも、シャレが効いていてどれも本当にユニークです。若者のワードセンスが楽しめるので、かつてご紹介した2018年と2020年のランク外用語もぜひご覧ください。
2018年記事:今後の就活に備える参考にも!就活用語ランキングをチェック
2020年記事:就活用語、今年は「NNT」が1位!
(取材・文/大友康子)












