バイドゥ株式会社が提供するきせかえ顔文字キーボードアプリ「Simeji」は、Simejiユーザーへアプリ上でアンケート調査を行い、そのデータをランキング化した「Simejiランキング」を発表している。
今回は、“Z世代が選ぶ!!「勉強になる漫画TOP10」”を公表した(集計期間 2023/9/8~2023/9/11、有効回答数 10~24歳、男女 674人、以下調査結果はすべてSimeji調べ)。
教科書を開くと眠くなるかもしれないが、漫画を通すとスルスルと頭に知識が入るという人も少なくないかもしれない。「テストで役に立った!」との声も届いた「勉強になる漫画」についてZ世代の声をさっそく見てみよう。まずは10位~6位まで!
第10位 SPY×FAMILY
一流スパイの父、凄腕の殺し屋である母、心を読む超能力をもつ娘という偽装家族が、受験と世界の危機に立ち向かう痛快ホームコメディ。
- 血は繋がってなくても、それぞれが大きな秘密を抱えていようとも家族
- おもろいし家族関係が学べる
- 秘密事があるけどずっと笑顔で過ごすこと
などの声があがった。血は繋がっていなくても家族の温かさを感じる内容から、家族にはいろんな形があり、いろんな幸せがあるということを学んだZ世代もいるようだ。
第9位 ドラゴン桜
弁護士である主人公が勉強のノウハウやテクニックを駆使し、落ちこぼれが集まる高校から東大合格者を輩出するという目標に挑むストーリー。
- 勉強法など参考になり、面白かった
- 勉強方法や仲間との絆などを改めて実感
- 東大に行く凄さを教えてくれた
など、実際に勉強方法を学ぶことができたとの声があがった。また、「これで英検合格できた」という強者や「面白いし勉強した気になる」というZ世代も。合格まで最短ルートを歩むための勉強法が学べる作品なのかもしれない。
第8位 ミステリと言う勿れ
「真実は人の数だけあるんですよ」という台詞が印象的な、天然パーマの大学生が事件を解決していくヒューマンミステリー。
- 人間関係や人がいるだけ真実があるなど勉強になった
- 真実はいつも一つとか言ってるけど、人によって感じ方が違って、真実は人の数だけあることに、確かに……と思った
- 豆知識的なものが多い
- 頭の思考を張り巡らせる
などの声があがった。頭脳明晰・冷静沈着な主人公が、そっと人の深層心理に触れながら相手の心に入り込む姿から、人の数だけ感じ方も違うという点を学べるのかもしれない。
第7位 鬼滅の刃
家族や大切な人を守るため、生きるか死ぬかの瀬戸際で戦う、人と鬼の切ない物語。作品からは、数々の心に響く名言が飛び出し、作品を読んで一度は涙を流した人も多いはず。
- 命の重さを知った
- 命の勉強
- 諦めない理由を学んだ
- 友情の大切さを学べた
- 心に来る言葉が多かった
などの声があがった。そのほか、意外に多かった感想が、「漢字がいっぱい」「知らない漢字が沢山ある」「難しい漢字も読めるようになった」などの声も。確かに、登場人物や技の名前に難しい漢字が並ぶ。大人が予想だにしないポイントからZ世代は漢字など多くのことを学んでいるようだ。
第6位 ドラえもん
老若男女を問わず、誰もが知る説明不要のベストセラー。ドラえもんが親友のび太を励ますシーンが印象的な友情ファンタジー。
- 友達との仲の良さを大切にするとどうなるか、学びました!
- 友達の大切さを知れた
- 子供じゃ分からない名言が沢山
などの声があがった。何歳になっても、学ぶことが多い作品と言えるだろう。
もはや“漫画=娯楽”だけではない?!
調査を実施したバイドゥ株式会社・広報部の川本さんは、次のようにコメントをよせてくれた。
「調査を経て、子どもにとって“漫画=娯楽”だけではないのではと感じています。なぜその漫画を読んで勉強になったのかZ世代に聞いたところ、「命の大切さを学べた」「友達の大切さを知った」などのコメントが寄せられました。子どもは、学校の試験や受験で役立つ知識だけではなく、生きていく上でとても大切なことを学んでいるような気がします。漫画を読んだから、すぐにテストで良い点が取れるというわけではないかもしれませんが、メリハリをつけて漫画を読む時間を設けても良いのではと思います。」
明日も引き続き、この調査結果の続きを見ていこう。
(取材・文/小野眞由子)