昨日は、株式会社マイナビ(東京都千代田区)が行った「2021年卒入社半年後調査」をご紹介。学生時代に現在の勤務先のインターンシップに参加していた人は、インターンシップ時に「自分に合っていると感じた」人ほど、現在の勤務先への満足度が高く、「働き続けたい」と思う年数も長い、という結果であった。
本日は、「新入社員としての生活を漢字一文字で表すと」といったユニークな質問と、在宅勤務の有無に関する質問の結果を見てみよう。
【調査概要】「マイナビ 2021年卒入社半年後調査~コロナ禍の就活生の『その後』は?/with コロナ2年目の新入社員の実態~」
調査期間 | 2021年10月25日(月)~11月1日(月) |
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調査方法 | インターネット調査 |
調査対象 | 2021年卒業予定として就職活動を行い、その状況をモニター調査で回答した方を対象とした追跡調査 |
有効回答数 | 918名(文系男子:160名、理系男子:235名、文系女子:261名、理系女子:262名) |
「新入社員としての生活」を漢字一文字で表すと1位は「楽」
入社して半年の社会人に、「新入社員としての生活」を漢字一文字で表してもらったところ、1位は「楽」だった。選んだ理由を見ると「楽(らく)」より「楽しい(たのしい)」のほうが多く、withコロナの状況でも新入社員生活を楽しんでいる人が多いようだ。
あなたの「新入社員生活」(勤務先に入社してから今まで)を
漢字一文字で表すと(上位抜粋)
21卒順位 | 漢字 | 就活時順位 | 理由 |
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1 | 2 |
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2 | – |
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3 | – |
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1 |
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5 | – |
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在宅勤務日があった新入社員は前年比12ポイント減の59%
入社して半年の間に在宅勤務の日があったか聞いたところ、在宅勤務があった割合は59%で前年より12ポイント減少した。入社初日から在宅勤務だった割合は16.4%(前年比15.1ポイント減)で、前年から半減した。在宅勤務だった日数の平均は29.3日で前年より9.3ポイント減った。調査期間がオミクロン株による第6波に突入する前ということもあり、昨年よりも在宅勤務が減っていたのだろう。
インターンシップに参加した企業に対し、どう感じたかは非常に重要
調査担当者であるマイナビキャリアリサーチラボ研究員・石田力(いしだ・ちから)氏は調査結果を総括して次のように語る。
「就職活動が『より良い社会人生活をスタートするための活動』だとすれば、『良い就職活動だったか』を評価するためには『スタートしたあと』を調べる必要があると思います。そこで就職活動を終えて2021年4月に社会人になったあと、半年経過した方を対象に実施したのがこの調査です。今回明らかになったのは『インターンシップに参加してどのように感じていたかが重要』だということです。これからインターンシップに参加する学生の方の参考になればと願っております」
(取材・文/大友康子)