無料で読める「ふるさとの偉人マンガ」100冊はいかが?
学習的なメリットもある偉人マンガを無料で読める
マンガは、子どもたちも活字だけの本より楽しく読むことができ、右脳が刺激されて記憶に残りやすく、特に偉人伝や歴史などを描いた学習マンガは学習的なメリットも高いといわれています。現地校やインターナショナルスクールに通っているお子さんに、気軽に日本語の学習マンガに触れさせてあげたいと思ったら、公益財団法人B&G財団がHPで無料で公開している「B&Gマンガふるさとの偉人」100冊をチェックしてみるといいかもしれません。
そこで本日は、「B&Gマンガふるさとの偉人」において2026年4月末現在、人気ランキング1~5位のマンガをご紹介していきましょう。
1位『阿波水軍を率いた侍 森甚五兵衛』
安土桃山時代から江戸時代にかけて阿波(徳島県)の水軍を率いた森家の4代目・森甚五兵衛村重の功績を紹介。現代の少年が村重の娘の幽霊と交流しながら甚五兵衛の功績を知っていきます。豊臣秀吉の朝鮮出兵(文禄の役・慶長の役)や、豊臣vs徳川の戦「大坂の陣」にまつわるストーリーもあり、日本の歴史の一端に触れられます。偉人の功績を単にマンガで列挙するのでなく、ストーリーの進行とともに少年と一緒に阿波水軍の歴史を学ぶことができます。
2位『不屈の武将 長連龍 』
長連龍(ちょう・つらたつ)は、戦国時代の武将で、織田信長や加賀藩の前田家などに仕えて、賤ヶ岳の戦い、小田原征伐、朝鮮出兵、関ヶ原の戦い、大坂の陣などの合戦で活躍し、勇名を馳せました。戦国時代がどんな時代だったかがよくわかり、日本の歴史の面白さに触れられます。
3位『板額御前物語』
板額御前(はんがくごぜん)は、平安時代末期に越後国奥山荘(現新潟県胎内市)を治める城一族に生まれた女武将。兄の城長茂(じょう・ながもち)が鎌倉幕府打倒を目指して京都で挙兵(建仁の乱)すると、板額御前も参戦。『吾妻鏡』に「弓の腕は百発百中、面貌宜しき」と記され、後に歌舞伎や浮世絵の題材となりました。マンガでも、カッコイイ女武将の活躍をじっくり楽しめます。
4位『古賀稔彦物語』
古賀稔彦(としひこ)さんは、1992年バルセロナ五輪金メダル、1996年アトランタ五輪銀メダルを獲得し、「平成の三四郎」と称される強さと人気を誇った柔道選手。マンガでは、古賀選手の活躍と、活躍の原動力となった「勝ちを目指す気迫」、気迫の根拠となった「毎日の努力」を描いています。
5位『人間国宝 鶴澤友路』
兵庫県福良町(現南あわじ市)生まれの鶴沢友路(ともじ)さんは、人形浄瑠璃や歌舞伎の語り(義太夫節)に伴奏する義太夫三味線「女流義太夫」の第一人者。国内だけでなく海外でも活動し、重要無形文化財「義太夫節三味線」保持者(人間国宝)となりました。また後継者育成に励み、103歳で亡くなるまで淡路島内の小中高生をはじめ1000人以上の弟子たちに惜しみなく芸を伝えました。マンガでは、周囲の妬みや戦争の苦難も三味線1本で乗り越えた彼女の一生が描かれています。
実際に筆者も5冊を読んでみて、日本の歴史の面白さを再認識しましたし、古賀稔彦さんや鶴沢友路さんの努力の凄まじさに感動を覚えました。
また、ランキングは10位まで紹介されており、なかでも8位の『医師 原田正純物語』(鹿児島県さつま町)に感銘を受けました。水俣病の被害者救済と原因究明のため尽力し、さらに全国各地の環境公害被害について調査し世界に訴えた医師の物語です。
世界文学全集や偉人伝を端から読んで内容とともに完全制覇する達成感を楽しんでいたような子どもであった筆者は、「偉人マンガ100冊」も端から読んで見たくなりました。
※本記事における「B&Gマンガふるさとの偉人」人気ランキングは原稿執筆時の4月末現在のものであり、閲覧時により異なります。
(取材・文/大友康子)












