入社意欲を左右する人事担当者の言葉とは?
                        
                        2020.10.31
                        教育トレンド&ニュース                    
                気になる就活アンケート項目をチェック!
昨日は「2021年卒 マイナビ学生就職モニター特別調査」の就活用語ランキングをチェックした。同調査はほかにも様々な項目をアンケートしており、特に当編集部が気になった「入社を決意したきっかけとなった言葉」と「選考辞退のきっかけとなった言葉」の結果を見てみよう。
さすがの人事担当者の言葉
| 入社を決意したきっかけとなった言葉 *一部抜粋 | 
|---|
| あなたはハマれば上を目指せるタイプだけどハマらなかったら転職を繰り返すかもしれない。もし入社することになったらハマるようにサポートしたい。 | 
| 入ってからこんなはずじゃなかったと思われないために、私たち(会社)は全てをさらけ出してお話します。 | 
| あなたがどんな結論を出すにしても、私たちはあなたを採用しなければ後悔すると考えました。 | 
| 今日は本当に楽しかったです。〇〇さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。 | 
| 弊社に入る、入らないは別としてみなさんが自分に本当にあった仕事・会社選びができるようにサポートしていきたいと思っています。 | 
| あなたには〇〇の仕事を任せたいと思った。 | 
| 君の力をぜひ貸してほしい。 | 
| 入社したら後悔はさせないです。 | 
| 上にひっぱっていくから。 | 
| 選ばれるのではなくて、選びなさい。 | 
| 将来に向けた選択肢が1番多いと思う所に行きなさい。 | 
| 納得して入社してほしいので、他社の選考が終わるまで待ちますよ。 | 
| 君の来歴や性格からして、合っている職種だと思う。 | 
| 弊社で新たな価値を創造してほしい。 | 
| あなたならこの会社で充分に活躍できると私は思います。 | 
| 最終面接は一次、二次面接であった人事全員が君の味方。 | 
| 自分の進路なのでゆっくり悩んでください。 | 
さすが若者の心をがっちりとつかむ、素敵な言葉の数々だ。確かに上記のような言葉をかけられたら、その会社に入社したくなるかもしれない。
人事担当者のひどい言葉は圧迫面接の一種?
では逆に、そんな発言をする人がいる会社では働きたくない、と思ってしまう人事担当者の発言にはどのようなものがあったのだろうか?
| 選考辞退のきっかけとなった言葉 *一部抜粋 | 
|---|
| 内定をすぐに承諾できないような覚悟の人とは一緒に働きたくない。 | 
| 面接では家族の事を聞くのはよくないはずなのに両親についてばかり聞いてきた。 | 
| 面接に通っても内定承諾を待ってほしいという私の言葉に対して「その考えは自分勝手というか、甘いんじゃないの?」 | 
| 休みが少ないぐらいで受ける会社気にしてたら就活終わらないよ(その企業年休109日)。 | 
| そんな研究しててもうちの会社の役には立たないからね。 | 
| 君はこの職種に向いていない。今まで熱があっても無理やり仕事をしていた人たちが多い。 | 
| 過去のトラウマを面白半分に掘り返すような言葉。 | 
| 同業他社の名前を出しての批判。 | 
| 面の皮が厚い人ですね。 | 
| 採用担当者同志で大学名をばかにしていた。 | 
| その結果が3年間の成果ですか? | 
| あなたには魅力がないですね。 | 
| 君が弊社で活躍するのが想像できない。 | 
| 1次面接中に、「アンタ」と言われた。 | 
| エリートは何もできないのに威張るからダメだ。 | 
| 内定承諾書の自分の名前が違った。 | 
実際のビジネスの世界においては嫌なことも多々巻き起こるものであり、その耐性を見るためにあえて圧迫面接を行うケースもあるという。しかしながら、やはり上記のようなひどい言葉や態度にはがっかりせずにはおれない。
株式会社マイナビHRリサーチ部の調査担当者は次のように語る。
「人事担当者からの言葉は、就活生にとって大きな転機となるタイミングで聞くということもあり、その後の人生に長く影響を与える可能性があります。人事担当者は良い印象の言葉も悪い印象の言葉もその企業の印象として強く刻まれるということを意識して、話すことが大事ではないでしょうか」
(取材・文/大友康子)







