インターで学ぶケンブリッジ国際と国際バカロレア ~2つのプログラムで学べるインターは増えるの?~
国際教育評論家の村田さん、教えてください!
日本国内でインターの需要が高まる昨今。
2つのプログラムを導入するインターナショナルスクールの数や最新状況をチェックしてみましょう。
お話を伺った方

国際教育評論家
村田 学 (むらた まなぶ)氏
国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了した国際教育評論家で、プリスクール元経営者、幼小中インターの共同オーナー。ウェブサイト「インターナショナルスクールタイムズ」の編集長。アメリカで生まれ、6歳で帰国して英語力を丸ごと失った、という苦い経験を現職に活かしている。
2026年以降も選択肢は増えていく
2026年現在、小中高の教育課程を持つインターは日本全国に117校あり、近年は年間およそ2校のペースで増えている。
「傾向として、2校のうち1校は英国式カリキュラム(※1)で主にケンブリッジ国際を導入する学校。もう1校は国際バカロレア認定校。ちなみに来年はケンブリッジ国際が優勢傾向にあり、例えば9月に開校予定のエプソムカレッジ東京もケンブリッジ国際を導入。同じく9月に和歌山市に開校予定のゴードンストウン日本校もケンブリッジ国際を導入する予定です。また、トレンドとして、『国籍バカロレア認定校だが、中学段階のみケンブリッジ国際のIGCSEを採用する』など、ケンブリッジ国際と国際バカロレアの両方を取り入れたハイブリッド教育を行うケースも見られます」(村田氏)。
ここで、上のグラフに注目を。日本では国際バカロレア認定校のほうが、世界ではケンブリッジ国際認定校のほうが多い。なぜなのだろう。
「この逆転現象は戦後の歴史に起因します。旧英国領でケンブリッジ国際が普及した一方、日本ではGHQ統治下で整備されたアメリカ系インターが主流に。1980年代からはこうしたインターを中心に国際バカロレアの導入が進み、2010年代以降は文部科学省の施策により国公立・私立校へも広がりました。一方、ケンブリッジ国際はイギリスのEU離脱を機に世界展開を強化し、日本でも2022年以降に本格導入が進んでいます。世界標準の学びとして信頼の厚いこの2つは、今後の新設校においても、カリキュラムの柱であり続けると考えられます」(村田氏)。
※1…ケンブリッジ国際の他、Pearson Edexcel(内容はケンブリッジと近いが、試験形式やシラバスに違いがある)、OxfordAQA(内容はケンブリッジと近いが、評価方法や出題傾向に違いがある)など ※2…候補校含む。2025年、文部科学省発表










