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現役大学生は生成AIを就活に使用するつもり?(前編)

キャリアや就職・転職に特化した匿名相談サービス「JobQ」を開発・運営する株式会社ライボ(東京都渋谷区)の調査機関「Job総研」は、現役大学生男女を対象に「生成AIの就活実態調査」を実施。ChatGPTやBardをはじめとする生成AIの認知度や興味度、また使用経験や具体的な使用目的、さらに就活での使用意欲やその期待度、就職後の仕事での使用意欲や、人間ではなくAIが行うことになる職業予測と職業選びへの影響などを調査した。

今日と明日とで見ていこう。

「生成AIの就活実態」調査概要】

対象 大学1~4年生のJobQサービス登録者
有効回答数 322人
調査期間 2023年5月31日~6月5日
調査方法 インターネット

9割以上の学生が生成AIを認知し、興味をもつ

生成AIを知っているか聞くと、「知っている」が92.9%で「知らない」が7.1%だった。また「知らない」を選択した回答者に生成AIの機能を説明した上で、回答者全体にその興味度を聞くと、「とても興味あり」34.5%、「興味あり」37.9%、「どちらかといえば興味あり」18.9%を合算した、91.3%が”興味あり派”の回答をした。”興味なし派”の回答は8.7%だった。

生成AIの使用経験は8割弱が「お試し」程度

生成AIを知っていると回答した299人に何かしらで使用した経験の有無を聞くと、71.2%が「使用経験あり」と回答。具体的な使用目的を聞くと、「試しに使用した程度」が78.4%で最多回答になり、次いで「学校の課題提出で使用」が24.4%、「就活で使用」が15.5%、「論文の作成で使用」が4.7%だった。

約4割の学生が生成AIを就活に使用するつもり

就活での使用意欲を聞くと、「使用する」15.8%、「多分使用する」25.8%を合算した41.6%が”使用する派”となった。”使用しない派”58.4%の内訳は、「使用しない」が41%で、「多分使用しない」が17.4%だった。

また生成AIが就活で役立つと思うかを聞くと、「とても役立つと思う」27.2%、「役立つと思う」33.9%、「どちらかといえば役立つと思う」30.3%を合算した、91.4%が”役立つ派”となった。

回答者は大学1~4年生のため、現時点での「就活で使用」はさほど多くはなかったが、今後は生成AIを就活に使用する学生もどんどん増えていくだろう。では、就活のどんなシーンで使用していくのか? 仕事の現場でも使用しようと思っているのか? 明日も調査結果の続きを見ていこう。

(取材・文/大友康子)