ユニークな採用方法が続々、麻雀での採用も
面接では見えない“学生の素”を麻雀でチェック
世の中、調べてみるとユニークな採用イベントは意外と多々あるようで、例えば、面白コンテンツ事業を展開している株式会社カヤックは、ゲームの上手さで内定を出す「いちゲー採用」や、マラソン完走で書類選考を免除する「42.195km採用」などを自社で実施。採用支援企業が行うユニークな採用イベントとしては、例えば弊サイトでも紹介した、社長との食事会が採用につながる「社長メシ」などがあります。社長メシを紹介したのは2019年ですが、現在も盛況に開催されており、人気のイベントであることが分かります。
本日ご紹介したいユニークな採用イベントは、採用支援企業である株式会社カケハシスカイが実施している「就活生麻雀バトル」。実は約10年前から行われているイベントであり、今年も6月から来年3月までほぼ月1回、開催されています。
「麻雀の腕を試したい」「麻雀を就活の武器にしたい」という学生が集い、卓を囲んで個人の合計スコアを競います。企業担当者も学生に交じって一緒に打つことで、面接では見えにくい学生の素のコミュニケーション力や性格、戦略的思考、判断力を自然な形で把握できるそうです。意中の学生がいれば、その場で自由に口説くのもOK。
戦略性と判断力がビジネスにおける意思決定と共通
なぜ、そんな奇抜な採用イベントを開始したのでしょうか?
麻雀は、相手の手の内を窺いながら局面を読み解く、戦略性と判断力が求められる知的な競技です。対戦相手との駆け引きの中で発揮される洞察力や思考力は、ビジネスにおける意思決定とも多くの共通点があり、企業側は就活生が持つ潜在的なスキルや適性を発見する機会として活用できるといいます。
そこで同社は、学生が自分の強みを存分に発揮し、それを正当に評価する企業と出会える「新しい就職活動の場」として提供しているそうです。
参加学生の6割以上がGMARCHレベル以上の大学に在籍
麻雀好きな学生が就活よりも麻雀で勝つことを目的に、遊び半分で参加したりしているのではないか、などと思われがちでしょう。ところが、昨年の参加学生にアンケートをとったところ、参加学生の71%が「就活の一環」として参加しており、64%が「麻雀を評価してくれる企業との出会い」に期待を寄せるなど、エンターテインメントと就職活動を両立する新しいスタイルが支持されたといいます。企業規模にこだわらず、中小企業・ベンチャー企業を希望する学生も6割以上を占めるなど、多様なキャリア志向を持つ学生との出会いが生まれています。
また、参加学生の6割以上がGMARCHレベル以上の大学に在籍しており、就活意識の高い学生が多く集まるイベントとして企業からも高い評価を得ているそうです。
参加企業と学生、双方にメリット
そえゆえ、参加企業・学生ともに、相応のメリットがあります。
■参加企業のメリット
・戦略的思考力と判断力を兼ね備えた、就活意識の高い学生と出会うことができます。
・学生とのカジュアルなコミュニケーションを通じて、素の個性や能力を把握することができます。
・学生に企業の魅力を自然な形で伝える場として活用できます。
■参加学生のメリット
・楽しみながら自分をアピールできます。
・麻雀を通じて、リラックスした環境で企業の人事担当者と直接コミュニケーションを取ることができます。
・自身の戦略的思考や判断力を自然な形でアピールでき、面接とは異なる方法で自分を表現できます。
面接が苦手で、なかなか自分の熱意や志をうまく伝えられない、という就活生も多いことでしょう。麻雀好きなら、こんな採用イベントを活用するのも悪くないですね。
(取材・文/大友康子)









