現役大学生ブロガーが単位や第二外国語の取り方など、本当に気になる情報を発信
大学入学共通テストも終わり、国公立大学の二次試験や私立大学の一般選抜の真っ只中だ。この山場を乗り越え晴れて大学1年生となれば、「どんな授業を履修しよう?」「第二外国語は何をとろう?」「どんなアルバイトをしよう?」などと夢ふくらむ。
そんなとき、現役大学生の生の声や情報を得られるサイトが2020年12月に誕生した。学習塾や予備校のウェブマーケティング・集客支援を行う、メープルネットワークス株式会社(福岡県福岡市)がリリースしたウェブメディア「ウカルメ」だ。同メディアでは、賛同した多くの学生ブロガーたちが自身の大学生活や受験体験についてオリジナルの記事を発信している。
現役大学生の提案1…授業の難易度が上がる大学3・4年生に備え、単位取得は前半ブースト型を
実は筆者自身、学校推薦型選抜ですでに進路を決めた高3生を抱えており、わが子がどんな履修をしていくか気になっている。そこで、ブログ記事のひとつ、大学での賢い履修方法を伝授している津田塾大学学芸学部国際関係学科4年ハンドルネーム・つゆきさんの記事をチェックしたみた(記事名/『自由に授業をとれる!』大学で4年間過ごしたからこそ後輩に伝えたい大学でのおすすめの単位の取り方)。
つゆきさんが勧めるのは「前半ブースト型」。大学では学年が進むごとに授業の難易度がアップして、課題一つを終わらせるのに時間がかかってしまう。さらに4年生は特に卒業論文や卒業研究など非常に大変な課題が待っている人も多い。そのため、4年間前半、大学1・2年でできる限り多くの単位履修をするのがおすすめ、とのこと。
提案2…アルバイトで時給1000円稼ぐより、3000円 程の価値がある大学の授業を受けるべき
さらに、つゆきさんは興味のある授業はどんどん取ってみることをすすめる。私立大学なら学費は年間100万円以上にものぼり、1講義は大体3000円ぐらいの価値がある。バイトの時給が1000円だとして1時間働くよりも、授業を受けたほうが断然お得なのだ。だったら興味のあるものは、どんどん受けたほうがいい。そして、もし自分には合わなそうだなと1回目の授業で思ったら履修放棄すればいい。まずはトライしてみるべき、と。
自分の学生時代の単位の取り方など遠い記憶のかなたで、子どもから履修登録について相談されても、筆者はとても答えてやれそうにない。そんなな、こうした記事がひとつの助けとなるかもしれないと感じた。
(取材・文/大友康子)