2025年1月に開校予定
テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都世田谷区/以下、TUJ)は、京都市内に新キャンパスを開設すると発表した。開校は2025年1月の予定。
テンプル大学は米国ペンシルベニア州フィラデルフィアに本部を置く州立の総合大学で、日本・東京のほかイタリア・ローマにキャンパスを置いている。TUJは1982年に東京に開校し、外国大学の日本校として最大規模かつ最長の歴史を誇るという。京都の新キャンパス開設によって、学生は従来の東京に加えて京都でもグローバル教育を受ける機会が広がる。また、TUJの新入生は京都キャンパスから大学生活を始めることができるほか、約70カ国から集まる東京キャンパスの在学生およびテンプル大学本校を含む米国4年制大学から日本を訪れる短期留学生も京都キャンパスで学ぶことができるようになる。
聖母女学院の藤森キャンパス内に設置
新キャンパスは、伏見稲荷大社から徒歩12分の学校法人聖母女学院(京都府京都市)の藤森キャンパス内にあるホールなどを利用して開校する。聖母女学院は保育園・幼稚園から高等学校まで複数の学校を運営していることから、TUJと聖母女学院が連携・協力をして、近隣地域の小・中・高校生にTUJの英語教育プログラムを提供し、国際教育・英語教育推進をサポートすることなども計画しているという。
関西の学生にも高度な教育を英語で提供
2月9日に京都府庁にて行われた記者発表会で、TUJのマシュー・ウィルソン学長は、「東京キャンパスの創立から42年を経て、次の飛躍として京都への拡大を決定しました。これまでTUJが提供してきた英語での高度な教育を関西の学生にも提供できること、そして外国から日本に来た学生たちに京都をはじめとする関西の歴史や魅力を紹介できることを嬉しく思います。日本とアメリカの架け橋としての本校の役割を、今まで以上に強化していきたいと考えています」と新キャンパス設立への思いを語った。
なお、初年度の学生数は125名ほどを予定しており、数年後に300名以上の規模を目指すという。続きは明日掲載の<後編>にて。