東大生の子ども時代の過ごし方はどんな?
日本最難関の大学、東京大学の学生たちはどんな子ども時代を過ごしたのだろうか? 自ら進んで勉強していたのだろうか?
子どもを医者にしたい保護者のための「幼児教室ひまわり」付属の研究部署である「ひまわり教育研究センター」(大阪府大阪市)は本年2月、現役東大生220人に「子どもの過ごし方」についてアンケート調査を行った。
今回はそのなかから「小学生のころ、1日何回くらい親から勉強しなさいと言われたか?」という質問と、「小学生、中高校生時代、なぜ勉強をしたいと思ったのか?」という2つの質問への回答結果を見ることにしよう。
【「子どもの過ごし方」調査概要】
対象 | 現役東大生220名 |
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期間 | 2022年2月17~19日 |
性別 | 男性106名、女性101名、無回答13名 |
方法 | インターネットによるアンケート形式 |
1日5回以上「勉強しなさい」と言われていた東大生も
「小学生のころ、親から勉強しなさいと言われたのは1日何回くらいだったか?」という質問に対し、「言われたことがない」のは24%。
「毎日ではないが時々言われた」が最も多く30%。「時々言われた」を含むと64%が「勉強しなさい」と言われていたことになる。1日5回以上言われていた学生も、13%存在した。
東大生以外の学生を対象にした同時調査は行われていないので、比較はできないが、東大生も意外と子どもの頃には「勉強しなさい」と言われていたようだ。
「勉強しなさい」と言われたことがないのは男子17%、女子33%
上記の結果を男女別で比較してみると、「勉強しなさいと言われたことがない」のは、男子は17%、女子は33%と倍近い開きがあった。
1日5回以上言われていたのは男子16%、女子9%。1日1回以上言われていた合計は男子72%、女子55%。
後編(土日を挟んで月曜公開)では、「小学生、中高校生時代、なぜ勉強をしたいと思ったのか?」という質問への回答結果を見てみよう。
(取材・文/大友康子)