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子どもの資格・検定は受験に有利?(前編)

株式会社増進会ホールディングス(Z会グループ)のグループ会社、株式会社栄光が運営する進学塾・栄光ゼミナールは、小学1年生~高校3年生の子どもを持つ保護者に「小中高生の資格・検定に関する調査」を実施し、その結果を発表した(調査期間:2024年7月6日~7月16日、 回答者数:2633名、以下調査結果はすべて栄光ゼミナール調べ)。

中高生の9割以上は資格・検定試験を受検したことがある

小学1年生~高校3年生の保護者に、子どもの資格・検定試験の受検経験について聞いたところ、高校生保護者・中学生保護者の9割以上が、子どもが「資格・検定試験を受検したことがある」と回答し、小学生保護者でも7割以上にのぼった。

資格・検定受検の目的は中高生では入試が多い

続いて、子どもがこれまでに「資格・検定試験を受検したことがある」と回答した保護者に、受検の目的を聞いたところ、小学生保護者で最も多かった回答は「学習や習い事で身につけた知識やスキルの定着度合いを測るため」で63.5%だった。

中学生保護者で最も多かった回答は「入試に役立てるため」で62.7%、高校生保護者で最も多かった回答も「入試に役立てるため」で75.1%だった。

高校生の3人に1人はオンラインでの受検経験あり

また、子どもがこれまでに「資格・検定試験を受検したことがある」と回答した保護者に、オンラインの受検経験について聞いたところ、子どもがオンラインで資格・検定試験を受検したことがあると回答したのは、小学生保護者の13.8%、中学生保護者の14.3%、高校生保護者の33.5%となり、高校生では、約3人に1人がオンラインで資格・検定試験を受検した経験があることが分かった。

中高生の8割以上は英語に関する資格・検定を取得

現在、子どもが取得している資格・検定があると回答した保護者に、そのうち英語に関する資格・検定があるかを聞いたところ、小学生保護者の54.5%、中学生保護者の87.2%、高校生保護者の96.0%が「英語に関する資格・検定がある」と回答した。

日本の小学校では、英語を教科として学習するのは小学5・6年生の2学年のみだが、半数以上の小学生が英語に関する資格・検定を取得していて、英語学習を早期から始めている小学生も少なくないのではないかと考えられる。

なお、取得している英語に関する資格・検定の種類を聞いたところ、「実用英語技能検定(英検🄬、英検Jr. 🄬等)」が最も多く、小学生保護者・中学生保護者・高校生保護者いずれも95%以上にのぼった。次いで多かったのは、「GTEC🄬/GTEC Junior🄬」で、高校生保護者の11.8%だった。

明日も引き続き、この調査結果の続きを見ていこう。

(取材・文/小野眞由子)