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α世代の勉強に関する意識調査(後編):子どもに身に着けてほしい能力は「何事も自分でやりきろうとする力」

『株式会社学研ホールディングス』(本社:東京都品川区)のグループ会社『株式会社学研エデュケーショナル』(本社:東京都品川区)が、全国の年中から小学3年生までの長子を持つ20代~40代の保護者500名を対象に「α世代の勉強に関する実態調査」を実施。その調査結果を公開している。

α世代の勉強に関する実態調査

調査対象 全国の年中から小学3年生までの長子を持つ20代~40代の保護者500名(男女)
調査期間 2022年11月18日~11月23日
調査方法 インターネット調査
調査地域 全国
有効回答数 500サンプル
調査機関 シグナルリサーチ

子どもに「何事も自分でやり切ろうとする力」を身に着けてほしいと願う保護者は68.8%

全国の年中から小学3年生までの長子を持つ20代~40代の保護者500名に対して、「現在子どもに身に付けてほしい能力はなんですか」と質問したところ、「何事も自分でやり切ろうとする力」が最も高く、68.8%となった。次いで高いのは「コミュニケーション力」で66.6%、その次は、「物事に集中して取り組む力」で60.4%となっている。

このことから保護者は子どもに、自分自身で様々なことをできるようになることを望む気持ちがあることがうかがえる。

現在子どもに身に付けてほしい能力として、当てはまるものを全てお選びください。(n=500) ※学研調べ

子どもの勉強の指導方法に関して悩んだことがある保護者は半数以上

さらに、「子どもの勉強の指導方法について悩んだことがありますか」と質問したところ、「よくある」「ややある」と回答した割合が55.8%となり、半数以上が悩んだことがある実態が判明。

あなたは自身の子どもの勉強の指導方法について悩んだことがありますか。(n=500) ※学研調べ

子どもの各年代で比較すると、「よくある」「ややある」と回答した年代が最も高かったのは、小学1年生と3年生で60.0%となった。入学を機に指導方法を悩み始める小学1年生と、ある程度学校にも慣れ高学年の境目になる小学3年生で悩み始めることがわかっている。

あなたは自身の子どもの勉強の指導方法について悩んだことがありますか。(n=500) ※学研調べ

「友達作りよりも学力の方が心配」と回答したα世代の保護者は45.0%

「子どもについて『友達作りよりも学力の方が心配だ』と思いますか」という質問には、45.0%とほぼ半数近くの保護者が「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答。

あなたは、自身の子どもについて「友達作りよりも学力の方が心配だ」と思いますか。(n=500) ※学研調べ

子どもの各年代で比較すると、最も高い割合になったのが小学1年生(52.0%)で、入学を機に学力を心配する保護者が多いことがわかった。ニューノーマルな暮らしを求められた昨今の状況に慣れ、友達作りよりも学力を求めるようになりつつあることが見受けられる。

あなたは、自身の子どもについて「友達作りよりも学力の方が心配だ」と思いますか。(n=500) ※学研調べ

(取材・文/松井さおり)