「MMD研究所」が、2022年以降に子どもに初めてスマートフォンを持たせた親1,000人(予備調査は1,769人に実施)に意識調査を実施。「2023年1月初めてスマートフォンを持つ子どもと親への意識調査」として、その結果を公表している。
スマホデビュー組の約半数が、小学生のうちにスマホを購入
これによると、初めてスマートフォンを所有した子どもの学年は小学6年生が最多の14.9%という結果に。次いで、中学1年生(12.7%)、中学3年生(10.0%)と続く。
「初めてスマートフォンを購入する時期」で見ると、小学生が51.0%と半数を超える結果となった。
保護者の半数は、子どもが勉強する際にスマホを活用することに「賛成」
「勉強をする際にスマートフォンを活用している」と回答した割合は63.7%。子どもが勉強する際にスマートフォンを活用することについては54.7%が「賛成」と答えている。なお、「反対」は12.8%、「どちらでもない」は32.5%だった。
スマートフォンを持たせる際に、事前に親子間で決めていたルール(複数回答)の最多は「利用時間」に関するもの(26.7%)。「アプリ内課金やアプリのダウンロード」に関するルール(24.5%)、「使用できるアプリや閲覧できるサイト」に関するルール(22.2%)などを取り決めている親子も多く見られたが「特にルールを決めていない/現在も守れているルールはない」という回答者も19.6%いることが分かっている。
なお、「事前に決めたルールに関して、現在も守れていると思うルール」の最多は「アプリ内課金やアプリのダウンロード」に関するもので、26.1%を占めた。
スマホでニューの低年齢化が進んでいることからも、事前にルールを決めたり、ネットリテラシーについて親子で学ぶことが望ましいと考えられる。
後編の記事では、スマートフォンを所持してから巻き込まれたトラブルの内容などについてお伝えする。
(取材・文/松井さおり)