昨日は「大学部活」と「スポンサー企業」を繋げるマッチングサイト「BUKASUPO」を取り上げた。大学部活の資金不足が解消され、スポンサーとなる企業側も企業認知度が向上し、体育会学生をリクルーティングできるなどのメリットがあるという。
本日はマッチング例を見てみよう。
経営者の出身地や経験等の縁から支援
法律業界や中小企業のDX推進をサポートする株式会社FISTBUMP(フィストバンプ/岡山県岡山市)は岡山大学卓球部とスポンサー契約。岡山出身の代表取締役・河本尚彦(こうもと・なおひこ)氏自身が「岡山県」「卓球」「学生部活動」という括りでスポンサー先を探して実現したという。
将来的に採用につながることを視野に支援
建築総合コンサルタント企業の株式会社翔設計(東京都渋谷区)は、明治学院大学男子バスケットボール部や学習院大学準硬式野球部、国士舘大学アメリカンフットボール部とスポンサー契約を締結。
同社の担当者は契約の意図を次のように語る。
「労働人口の減少により、多くの業界で人手不足の傾向があります。特に、建設業では人手不足が問題化されており、翔設計にとっても新卒採用は毎年大きな課題となっております。
翔設計では、今回のご縁が将来的に採用につながることを視野にいれながらも、部活動に専念できる環境の一部として長く支援できるよう努めてまいります。
今後も様々なジャンルの大学部活動のスポンサー支援を検討しております」
上記の例を含むマッチング実績例は下記の通り。
大学の部活とスポンサー企業のマッチング実績例
- 国士舘大学アメリカンフットボール部×株式会社翔設計
- 学習院大学準硬式野球部×株式会社翔設計
- 横浜国立大学準硬式野球部×株式会社RECCOO
- 岡山大学卓球部×株式会社FISTBUMP
- 神奈川大学ゴルフ部×株式会社ゴルフ・ドゥ
- 東北工業大学サッカー部×日本原子力防護システム株式会社
- 明治学院大学男子バスケットボール部×株式会社翔設計
- 中京大学男子ラクロス部×日本原子力防護システム株式会社
- 一橋大学アメリカンフットボール部×株式会社レーサム
- 一橋大学アメリカンフットボール部×ベース株式会社
- 日本女子体育大学バレーボール部×アサヒサンクリーン株式会社
- 関東学院大学アメリカンフットボール部×建設塗装工業株式会社
(取材・文/大友康子)