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アンケート調査|8割以上の家庭が「性教育」を実施せず(前編)

家庭でどのように性教育に向き合っているか?

「性教育後進国」といわれる日本。新型コロナウィルスによる休校期間中に10代の妊娠相談が急増したなどといった現状もあり、専門家からも幼児期からの正しい性教育の必要性が改めて指摘されはじめている。

そのような状況をふまえ、未就学児をもつママパパの悩みに寄り添う子育てwebメディア「キズナ」は、家庭でどのように性教育に向き合っているか、子育て世帯を対象にアンケート調査を実施した。さて、未就学児を育てる親は、子どもの性教育に対しどのような意識を持っているのだろうか?

【アンケート実施内容】

目的 子育て世代の性教育の実態調査
実施主体 株式会社ネクストビート「キズナ」
対象者 キズナ読者・SNS閲覧者
調査方法 インターネット調査
調査期間 2021年8月6日(金)~8月14日(土)
有効回答数 120名

家庭での性教育、8割が「実施していない」

家庭での性教育実施について聞いたところ、子育て世帯の8割が家庭での性教育を「実施していない」、または「必要性は感じているが実施していない」と回答。実施している家庭は2割弱に留まった。まさしく、「性教育後進国」と言わざるをえない結果だ。

実施していない理由は「教え方がわからないから」

実施していない家庭の半数が必要性を感じてはいるものの、実際には子どもに性教育を施せずにいる。その理由として多く挙げられたのが「どう教えていいかわからないから」27.7%。このほか「性教育を始めるタイミングがわからない」21.7%、「教育できる自信がない」16.9%という回答も目立つ。

必要性は感じつつも、なかなか踏み出せない性教育。では、家庭で実施している2割弱のご家庭では、どのような形で実施しているのだろうか? 明日はそのあたりを見てみよう。

(取材・文/大友康子)