昨日は、公益財団法人山田進太郎D&I財団が、2023年7月6日から開始した「STEM(理系)女子奨学助成金」第3期生の募集概要について紹介した。
今日は、実際に奨学金を受給した奨学生のコメントなど、続きを見ていこう。
奨学生から届いた喜びの声
第1期・第2期の奨学生からは、以下のようなコメントが寄せられている。
- 奨学金を受けたことで、気兼ねなく物理の講座を受講することができました。物理の学習は面白く、学んだことが実生活でも活かされています。日常生活がより楽しくなりました。
- 気象学の学習では天気図の作成があります。以前はできなかったのですが、奨学金を受けてからは作成できるようになり、気象学への学習意欲が高まっています。奨学金のおかげで楽しく学びながら予報活動も行なっています。
- 奨学金を活かして自分が目指す理系分野に挑戦するきっかけになります。また、新しいことを始めるきっかけにもなると思います。
- 奨学金を受けてパソコンを購入し、マイコンカーのプログラムやゲーム制作などに取り組んでいます。
- 塾に通うために奨学金を活用しました。大学進学を目指して頑張ります。
世界で活躍する先輩からの応援コメント
「STEM(理系)女子奨学助成金」第3期生の募集開始に際して、STEM分野で世界的に活躍する松岡陽子氏(パナソニック ホールディングス株式会社執行役員、 Yohana創業者兼CEO/冒頭写真)は、以下のようにコメントしている。
「16歳の私の夢は、プロのテニス選手になることでした。
度重なる怪我によりその夢は断たれましたが、神経科学と工学に新たな情熱を見出しアメリカで研究者の道に進みました。
そして今は、「人々がなりたい自分になるためのテクノロジーを開発する」というミッションを原動力に、シリコンバレーで、技術者、起業家、経営者として働いています。
人生は何章もある一冊の本のようなもの。最初の進路で全てが決まると考えず、まずは今自分がいちばん情熱を注げるものにのめり込んでみてください。
その分野で得られたスキルや知識はあなたの基盤となり、人生の次のチャプターへの選択肢も大きく広げてくれるはずです。
STEM女子の可能性を広げ、自分らしい選択ができるよう応援する財団の活動に賛同し、チャレンジするみなさんを応援しています」
興味を持った人は、ぜひ下記の応募方法詳細をチェックしよう。
(取材・文/小野眞由子)