【特集】帰国子女とその保護者目線で見る 東大・京大・早稲田・慶應Vol.10 ~慶應義塾大学 現役生編~ 

全12回でお送りする「帰国子女とその保護者目線で見る 東大・京大・早稲田・慶応」。
前回の第9回では、「早稲田大学 OB・OG生編」と称して、早稲田大学を卒業し都内の設計事務所に通うMさんに、早稲田大学を選んだ理由や大学で学んだことを伺いました。

【特集】帰国子女とその保護者目線で見る 東大・京大・早稲田・慶応
第9回: 【特集】帰国子女とその保護者目線で見る 東大・京大・早稲田・慶應Vol.9 ~早稲田大学 OB・OG編~ 

第10回の今回は、現在慶應義塾大学に通うJさんに、理工学部を選んだ理由や当時受けた帰国生入試の内容を伺いました。

慶應義塾大学

主なキャンパス三田キャンパス(東京都港区)
日吉キャンパス(神奈川県横浜市)
矢上キャンパス(神奈川県横浜市)
信濃町キャンパス(東京都新宿区)
湘南藤沢キャンパス(神奈川県藤沢市)
芝共立キャンパス(東京都港区)
学部総学生数(2025年)28,839人
男女比率概算男性約64%、女性約36%
志願者数(2025年)*140,132人
学部数(2025年)10学部
(文学部、経済学部、法学部、商学部、 医学部、理工学部、総合政策学部、 環境情報学部、看護医療学部、薬学部)

ここは多角的に問題解決を試みる
エンジニアの夢に近づける場所

ベトナムのインターナショナルスクール時代、IB課程で行ったパーソナルプロジェクトがきっかけでエンジニアという仕事に興味を持ち、Hさんは慶應義塾大学の理工学部電気情報工学科へ。

「プロジェクトでは足で操作できるマウスを作りました。腕の不自由な方からの意見も取り入れながらマウスの設計・製作を行い、人の悩みや社会の問題を解決できる喜びを知りました。理工学部を選んだ理由は、ハードウェアとソフトウェア、双方の知識を得られるから。ここで学べば、多角的に問題解決を試みるエンジニアの夢へ近づけると思いました」(Hさん)。

Hさんの受けた帰国生入試の内容は、数学・物理・化学の口頭試問、小論文、面接だった。

「口頭試問は出された問題に対する答えを口で説明したり、ホワイトボードを使って解説したりするものでしたが、対策がとにかく大変で。IBで Standard level だった化学だけでなく、Higher level をとっていた数学と物理も、学んでいた内容と試験問題の範囲が違ったり、問題の難易度が高かったりしたため、代々木ゼミナール国際教育センターで徹底的に学びなおしました。日本の高校3年間の内容を効率的に教えてもらったことで、入試に間に合ってよかったです」(Hさん)。

現在、Hさんは2年生。より専門的なことを学ぶ機会が増えてきた。

「それらを体系的に習得するために勉強を続けています。レポートを書く頻度も上がったので、知識をより適切にアウトプットすることにも力を入れています」(Hさん)。

学業面で着々と歩みを進めるHさんだが、加えて、学園祭の実行委員と留学生支援の活動にも注力しているという。

「学生同士の結束が強いところもこの大学の魅力だと思います。皆が互いに協力し合う空気が流れているので、自然と色々な人と仲よくなることができます」(Hさん)。

卒業後は大学院進学を検討中。

「まだ明確には定まっていませんが、より高度な知識とその応用力を得るために大学院に進みたいと考えています。海外の大学院も視野に入れています」(Hさん)。

大物になりそうな!?現役生仲間

理工学部のKさんは いつか社会を動かしそう

「普段は穏やかで、驚くほど自由でマイペース。興味のないことには見向きもしないKさんですが、何らかのきっかけを得てやる気に火がついたら、誰よりも熱心に取り組みます。将来、Kさんが好きな分野を見つけることができたら、社会に大きな影響のある発見や発明をしてくれそう…! 今から期待しています」(Hさん)。

お話を伺った方

現役生:J・Hさん(2年生)
ブラジルのインターナショナルスクールに小1から小2まで、ベトナムのインターナショナルスクール(IB認定校)に中2から高3まで通い、国際バカロレア(IBDP)修了。現在は慶應義塾大学の理工学部電気情報工学科に在籍。学園祭実行委員と留学生支援の活動もしている。

※1・・・文部科学省年「令和7年度国公立大学入学者選抜確定志願状況」(2025年度) ※2・・・大学通信「大学合格者高校別ランキング」 (2025年。大学の公表値で推薦などを含まない一般入試の合格者数)