後悔の声から導く 幸せな学校選び

我が子の帰国後の学校選びは、多くの保護者の関心事。これを、帰国後の教育の「最大かつ最難関のテーマ」と位置づける方もいるでしょう。そこで今回の企画では、すでに学校選びを経験した帰国子女の保護者の「後悔の声」をピックアップ。
帰国前の方はどうすればそれを回避できるか、また、帰国後の方はそれにどんな対策を講じればいいか、教育の専門家、心の専門家の方々と一緒に探っていきます。
目指すは、親子共々「幸せ」になれる学校選びです。
帰国後の幸せな学校選びシート
これまで見てきた様々な後悔の声の予防策となるのが、事前に学校をよくリサーチすることです。
中山氏監修のもと、コピーして使える書き込み式の学校選びシートを用意しました。
幸せな学校選びをするために、ぜひご活用ください。

学校選びシートの使い方
①まずチェックシートを必要数コピー
気になる学校の校数分、チェックシートをコピーする。少なくとも3校以上はリサーチして、比較検討するのがおすすめだ。記入は、子どもが小学生なら保護者が、中学生以上なら本人と保護者が協力して進めていきたい。
②学校の公式WEBで分かったことを記入
シートの「概要」「入試」は学校の公式サイトから情報を得やすい。分かったことを記入しよう。その際、子どもと一緒にWEBサイトをチェックするようにすると、そこから子ども自身が気にしているのが見えてくる。
③オンライン学校説明会で分かったことを記入
オンライン学校説明会の日程を、学校の公式WEBサイトや『グローバル子女教育便利帳』のWEBサイトなどでチェックして積極的に参加を。シートの「生活」「学習」「寮」だけでなく、②で分からなかった「入試」の細かい情報などもこのタイミングで記入できる場合がある。
④対面の学校説明会で分かったことを記入
一時帰国の際は、学校説明会やオープンスクール、文化祭などへ足を運ぼう。そこで、交通機関を利用する場合は朝夕の通学時間帯の混雑状況や乗り換えの利便性、学校周辺の環境、学校全体の施設の状態や雰囲気、在校生の様子、先生の様子、保護者の雰囲気などに注目。実際に足を運ぶからこそ得られる情報を記入しておこう。
⑤直接学校に問い合わせて分かったことを記入
①〜④で分からなかったことはもちろん、「子どもの滞在歴などが帰国生入試の条件に当てはまるかどうか」「合格から入学までの猶予期間はどれくらいか」など、個別に知りたいことがあれば、直接学校に問い合わせを。