東京大学|理二→UC Berkeley|認知科学専攻
K・Fさん
生後6ヵ月から4歳までをベルギーで過ごし、一度帰国して小1から小5までアメリカの現地校に通った。中1からは私立中高一貫校である渋谷教育学園渋谷中学高等学校へ。大学は東京大学理科二類と海外大学を併願。
海外の大学までの道のり
高1の3月に東大と海外大学の併願について親に相談。
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高2の2月にTOEFL®を受験。夏には海外大学の受験を決意。
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高2の7月に奨学金を申し込んだ。高3春に海外大学のリサーチ開始
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高3の3月と5月にSAT®を受験。9月に受ける海外大学を決定。
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高3の10月(Early)と1月(Regular)に出願。奨学金は10月に受給決定。
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高3の3月合格。一度は併願した東大に進学したが9月からアメリカへ。現在、大学1年生。
エッセイは15回程書き直して納得できた
東大に入学したK・Fさんが、やはり海外大学に行こうと思い直した理由は、自身の視野が狭くなっていく可能性を恐れたからだという。
「日本だと自分と似たようなバックグラウンドや考えを持つ人が大半です。居心地はいいのですが、より大きな成長を望むには、海外で視野を広げることが必要ではないかと考えました。進学を決めたUC Berkeleyでは、専攻する認知科学を、高いレベルで文理を融合させて幅広く学ぶことができます。また、好きだった渋谷教育学園渋谷中学高等学校(渋渋)の帰国生の取り出し授業のように、議論や発表が活発な授業が多いです」(K・Fさん)。
受験対策としては、エッセイに一番苦労したという。
「課外活動で特別目立つものがなかった私は、もともとの英語力、収集した情報の量、親のサポート、先生の推薦状、そしてエッセイのおかげで受かったと思います。合否に関わるCommon App Essayは、6回くらいテーマを変えたうえ、決めたテーマでも15回ほど書き直しました。無地の紙を何枚も使って、自分の強み、弱み、将来の夢、今までの活動をマインドマップに書き出し、最後は『これがないと私という人間は語れない』という基準で取捨選択。渋渋の先生や海外大の塾の先生に何度も添削をお願いして、細かい表現にもこだわりました」(K・Fさん)。