最近の子どもたちは、幼少期からスマートフォン(スマホ)に慣れ親しんでいる。一方、ママは文明の機器についていけない人が多いようで……。悶々がさく裂!
●小学6年の息子は最近スマホばかり見ている。あるとき、さすがに怒って画面を覗き込むと、「至」という漢字の意味を調べているではないか。最近は、学校で「宿題の漢字の意味調べはスマホでやっていいよ」と言われているのだとか……。(Hさん・大阪府在住)
●20歳の娘は、高1のときからスマホユーザー。そのためか、新聞を読まずテレビも見ない。情報はひたすらネットやユーチューブから入手。お風呂に入るときも寝るときも肌身離さずスマホを身につけていて、何だか怖い。(Oさん・長野県在住)
●中2の息子と仲間の間で、一時期「LINEで嘘告白」というのが流行ったそうだ。罰ゲーム感覚で、男子から女子に、好きでもないのにLINEで告白。そこで、息子は最悪の事態を招く。息子が嘘告白した相手は、実は息子のことを本当に好きで、“嘘”だと知ると呆然……。しばらく学校に来なくなったと。事の重大さに気づいた息子は、その子の家に直接謝りに行ったという。バカ!(Iさん・千葉県在住)
●息子が通っている保育園では、数年前から連絡帳が冊子ではなくなり、SNSの連絡帳ツールに代わった。手書きで文字を書くよりも面倒じゃなく、毎日の活動の様子を写真付きでアップしてくれるため、ママたちにはおおむね好評。でも、私は不満。もともと絵を描くのが好きで、冊子のときは日々の様子を絵日記で知らせていたのだ。便利になったけど、なんだか少し寂しい。(Sさん・東京都在住)
●自分は高齢出産ママ(40代)。最近は、娘が以前お世話になっていた、25歳の保育士さんと子連れでお出かけする機会がある。そのたびに、撮影した子どもとの写真をLINEで送ってくれるのだが、鼻がブタさんになっていたり、顔がおもしろくゆがんでいたりと、どれもすべて加工済み!自分が10代の頃はプリクラも加工できなかったので、世代間ギャップを感じて仕方ない。(Aさん・神奈川県在住)
アナログ世代にとってスマホは悩みのタネ
●2008年にソフトバンクからiPhoneが発売されてからというもの、日本ではスマホの所持者がぐんぐん増え、今や、小学生の高学年から自分のスマホを持つ子どももいる。
●連絡手段としては便利だけれど、子どもが携帯するとなると心配なことも出てくるのが現実だ。たとえばSNSで仲間と連絡を取り始め、悪ふざけの延長で乱暴な言葉遣いの投稿をしたことが“いじめ”につながっていくなど。さらに、アプリを通して援助交際に足を踏み入れてしまうという怖いケースも実際に起こっている。
●そこで今回は、子どものスマホ事情を含め、ママ自身が「スマホについていけないんですけど!」と頭を悩ませるエピソードをご紹介。アナログ世代の親たちにとって、スマホに精通することは至難の業なのだ!
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