昨日は、就職サイト「あさがくナビ」を運営する株式会社学情(東京都千代田区)が2024年卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に行った「就職活動準備の状況」に関する調査の結果を垣間見た。
「4人に1人は大学1・2年生のうちから就職活動準備やインターンシップの情報収集を開始」という、就職活動の早期化が如実に表れた結果だった。
本日は「インターンシップへの参加経験」「インターンシップに参加した社数」についてを見てみよう。
約9割がインターンシップへの参加を経験
「インターンシップ(1day仕事体験や業界研究セミナーを含む)に参加したことはありますか?」と聞くと、「ある」と回答した学生が88.4%に上った。約9割の学生が、インターンシップへの参加を経験していたことになる。今やインターンシップは就職活動に欠かせない存在となっているようだ。
26.2%「10社以上」インターンシップに参加
では、インターンシップの参加社数についてはどうか? 「5社以上」と回答した学生が58.7%に上った。「10社以上」の回答も26.2%に達し、4人に1人は「10社以上」のインターンシップに参加していたことになる。「1社」は8%、「2~4社」は33.3%だった。
学生は「就職活動の準備を開始する時期」も自身で選択することが可能に
調査結果に対し、株式会社学情 執行役員・中村秀和(なかむら・ひでかず)氏は次のように語る。
「アンケートの結果から、大学1・2年生のうちから就職活動準備を進める学生も一定数いることや、5社・10社と複数のインターンシップに参加する学生も多いことが明らかになりました。多くの企業がインターンシップ期間の広報活動に力を入れ、学生は『就職活動の準備を開始する時期』も自身で選択することが可能です。就職サイト『あさがくナビ』や合同企業セミナー『就職博シリーズ』では、学生の皆さんが企業と出会える機会を提供していますので、ぜひ企業との出会いに活用いただければと思います」
(取材・文/大友康子)