「第19回スイーツ甲子園 高校生パティシエNo.1決定戦」優勝は、飯塚高等学校(福岡県)のチーム

お菓子作りが大好きな高校生たちの全国大会

お菓子作りが大好きな高校生たちの夢を応援する大会、「第19回スイーツ甲子園 Supported by 貝印」(主催・産経新聞社、特別協賛・貝印株式会社)の全国大会決勝が9月27日、東京都世田谷区の日本菓子専門学校で行われ、飯塚高等学校(福岡県)のチーム「Zero」が優勝(文部科学大臣賞)に輝きました。(トップ写真は、飯塚高等学校「Zero」のメンバー)

本大会は、高校生らがお菓子作りの技術とアイデアを競い合うイベントです。高校生3人1組のチームで参加し、その年のテーマに沿ったオリジナルのレシピを応募、書類選考を通過した東西2ブロックの各12チーム、計24チームが8月に行われた予選大会(調理試験)に出場。予選を通過した東西各3チーム、計6チームがこの度の決勝の舞台に上がりました。

パティシエになった姿を表現したバースデーケーキ

今年のテーマは「バースデーケーキ」。決勝大会では2時間30分以内にテーマ作品を作成しなければならず、各チームは仲間と協力しながら真剣にお菓子作りに臨み、自分たちのケーキを完成させました。

優勝した飯塚高等学校の「Zero」の作品は、「My Birthday Dream」。フランスの冷製スイーツ、シャルロットに挑戦し、チーズやリンゴ、カシスなどの食材を使い、おいしく、かわいらしい見た目を演出し、メンバーが将来パティシエになった姿を表現。愛らしくて夢のあるケーキに仕上がっています。そして、準優勝は慶誠高校(熊本県)の「Bonheur(ボヌール)」、3位は神村学園高等部(鹿児島県)の「Ailes Bonheur(エール・ボヌール)」が受賞しました。

飯塚高等学校の「Zero」が制作したケーキ「My Birthday Dream」

審査では味を重要視。年々レベルが高くなっている

今年の結果を受けて「スイーツ甲子園」事務局スタッフの方に話を聞いたところ、「今年の統括を審査員に伺ったところ、審査において味の評価を重要視していることが浸透してきており、毎年レベルが高くなっている。特に西日本のレベルが高い傾向にあり、西高東低になりつつある、とのことです」と回答がありました。

優勝チームには「タヒチ研修旅行」を贈呈

また、パティシエを目指す高校生のなかには、海外に出て修行をするなど、世界に目を向けている生徒も多いと思われます。海外での学びについて、前出の事務局スタッフは、「海外における学びの価値は非常に高いと認識しております。本大会といたしましては、優勝チームに副賞として『タヒチ研修旅行』を贈呈し、学びの機会を提供しています。タヒチは美食の国・フランス領。世界最高の香りと称されるバニラや、芳醇な香りと深い味わいのカカオなど、お菓子づくりに欠かせない一流の食材が揃います。食材めぐりや、現地高校生との異文化交流などを通して、食材や文化への理解を深めていただくことを期待しております」と話します。

本大会では、各企業からも賞が贈られました。結果は以下のとおり。

◆貝印賞(貝印株式会社)/飯塚高等学校(福岡県)「Zero」
◆ペコちゃん賞(株式会社不二家)/城南高等専修学校(岐阜県)「Élan(エラン)」
◆タリーズ賞(タリーズコーヒージャパン株式会社)/神村学園高等部(鹿児島県)「Ailes Bonheur」
◆パストリーゼ賞(ドーバー洋酒貿易株式会社)/野田鎌田学園杉並高等専修学校(東京都)「Fearless(フィアレス)」

なお、決勝大会特別審査員は、鎧塚俊彦シェフ、永井紀之シェフが務め、大会アドバイザーを務めるフランス菓子・料理研究家の大森由紀子さんも審査を監修しました。スイーツ甲子園の公式YouTubeでは大会の模様をアーカイブ配信しているので、生徒たちが一からケーキを作っている過程やプレゼンの様子などを観ることができます。

【公式YouTube】 https://www.youtube.com/@sweets_koushien

(取材・文/中山恵子)