インターナショナルスクール何がどう違う?国際バカロレアとケンブリッジAS&Aレベル ~ケンブリッジインターナショナルAS&Aレベル編~

ケンブリッジインターナショナルAS&Aレベルとは

インターナショナルスクールを選ぶとき、大学進学まで考えると慎重に比較検討したいのが教育プログラム。そこで世界の大学に通じる「ケンブリッジインターナショナルAS&Aレベル」と「国際バカロレア ディプロマ プログラム」の二大プログラムに注目。学びの特徴や修了後のこと、向いている人など、「何がどう違うのか」を徹底比較していきます。

内容監修

【Cambridge International AS & A Level】
Laurus International School of Science 副校長 中川千穂氏

母体
イギリス・ケンブリッジ大学のグループである「Cambridge International Examinations (CIE)」が実施。

プログラムの目的
「A Level (General Certificate of Education – Advanced Level)」はもともとイギリスの高校卒業資格・大学入学資格のことで、その国際版が「International AS & A Level」。正式名称は、Cambridge International Advanced Subsidiary Levels (AS Levels) と Cambridge International Advanced Levels (A Levels)。主に大学入学資格の取得が目的であり、試験は科目別に行われる。科目に関する深い知識、概念の理解、高い思考力・論じる力を育む。

対象年齢
16~19歳。Cambridge International AS & A Level は、「5~11歳:Cambridge Primary」「11~14歳:Cambridge Secondary 1」「14~16歳:GCSE (General Certificate of Secondary Education) / IGCSE (International IGCSE)」という学齢別プログラムの最終段階で大学進学を目的とする。

履修の特徴
9つの科目グループ(英語、数学、科学、言語、人類学、技術、社会科学、芸術、一般教養)の合計55科目から、本人が興味のある科目を選択する。文理のバランスは求められない。授業や試験の言語は英語のみ。通常は、A Level 課程の1年目にあたる AS Level で4科目を受講し、試験を受けて AS Level 資格を取得。2年目には1年目に受講した3~4科目を深く学び、A2 Level 試験を受験する。最終的な A Level の評価は1年目の AS Level の成績と2年目の A2 Level の成績の総合結果で決まり、合格すれば A Level 資格を取得できる(1年目の最後に AS Level を受験せずに、2年目の最後に A Level 資格を受験することも可能)。

必修科目
なし。

評価方法
試験の結果による評価が特徴。試験は年2回(6月、11月)。A Level の評価は、A*(90%以上)、A(80%)、B(70%)、C(60%)、D(50%)、E(40%)となっていて、E以上を獲得すれば A Level を取得できる。

世界での認定校数
160ヵ国、10,000校以上(2025年6月時点)※1

日本での認定校数
24校(2025年6月時点)※1

大学入学資格としての採用数
イギリスの大学:全大学、アメリカの大学:約800大学、日本の大学:全大学(※2)。

大学での評価のされ方
「International AS & A Level」は、イギリス内の現地校の生徒が取得する「AS & A Level」と同等とされていて、イギリスの大学をはじめ、アメリカ含む多くの海外の名門大学で高い評価を受けている。

メリット・向く人
科目ベースで学ぶのが特徴。幅広い科目の選択肢から好きな科目や得意な科目だけ選択することも可能で、自由自在な履修ができるというメリットがある。ただし、大学・学部によって入学するために必要な科目と成績が定められていることが多いので、志望する大学・学部の入学に必要な科目と成績を履修前に確認しておく必要がある。また、授業の言語は英語のみで、専門性の高い内容を扱うことから、高い英語力が必要となることが多い。興味ある分野について論理的に深く学びたい人、定期的な試験でカリキュラムの達成度を数値で明確に把握しながら学習を進めたい人、将来目指す分野が決まっていて進路や職業につなげたい人、などに特に向いているだろう。

ケンブリッジ国際認定校 一覧

イギリスのケンブリッジ大学傘下の教育組織が提供する「ケンブリッジプログラム」は、5歳から19歳までが対象の国際教育プログラム。約160カ国以上、1万校を超える学校で毎年100万人近くが学んでいます。
修了後の試験で資格(A-Level)を取得すると、世界2200以上の大学やカレッジで入学資格が得られます。
日本で通学できる認定校を紹介します。

編集・文/本誌編集部、中山恵子

※1…ケンブリッジ大学国際教育機構のWEBより。
※2…金融庁「2021年度 日本及び主要国におけるインターナショナルスクールに関する調査」最終報告書(委託先:ボストンコンサルティング)