「父を見習い、金融業で活躍し世界でも仕事をしてみたい」
T・Sさん(18歳)東邦大学付属東邦高等学校3年
※2015年11月インタビュー時点
渡航歴
時期 | 場所 | 学校 |
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6歳~12歳(小6・3月) | イギリス(ロンドン) | 日本人学校 |
12歳(中1・4月)〜 | 日本 | 私立中学→私立高 |
テニス目当てに学校選択理科実験の魅力に目覚める
イギリスでは日本人学校に通っていたT・Sさんだが、現地の子どもたちとも積極的に遊んでいたそうです。
「住んでいたのは日本人の多い地域ではなく、両隣はイギリスの方の家で、片方は保育室を営んでいました。そこに来ている子どもたちとサッカーをしたり、よく一緒に遊んでいました」
中学入学にあわせて、父親より1年早く、母親・3歳下の弟とともに帰国。楽しみにしていたのは、寿司を頻繁に食べられるようになることでした。
「ロンドンにも寿司店はありましたが、日本で食べる寿司は格別ですから。でも、イギリスの料理がおいしくない、というのは旅行者の偏見です。フィッシュ&チップスなど、僕はイギリスの食べ物も馴染んでいました。ただし、ベイクドビーンズという煮豆料理は一切口にしたことはないし、口にしようとも思いませんでした(笑)」
進学は、通学の距離や頑張っていたテニスを部活動で続けられる点などから、中高一貫の『東邦大学付属東邦中高等学校』へ。
「実験重視の理科教育を行っているのは入学してから分かったことですが、実験の数が多くて質も高く、理科の授業の面白さを実感しました。例えば、化学式が成立するかという実験では、本当にそれが証明されていくのが面白く、理解も深まりました。理科に興味が湧いたし、僕は文系に進みますが、国立大志望ですので、受験にも役立っています」
マーケティングや株式など金融業に就きたい
今インタビューは受験シーズン目前、経済学部を目指しています。
「マーケティングや株式に興味が湧いてきたので、金融業に就きたいと思っています。父は銀行員ですが、銀行だけではなく金融業全般を視野に入れています。父のように海外で仕事をする機会があったら、ぜひチャレンジしてみたいと思います。小学生の頃、だらだらとゲームをしていたら、母から『お父さんは慣れない土地で新たな仕事を朝早くから夜遅くまでやっているのよ』と言われたことがありました。その時は怒られて嫌だな~くらいの気持ちしかありませんでしたが、今になると、父のそういうところも見習っていきたいと思います」
帰国後の学校への入学方法
受験方法 | 帰国生入試 |
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選考方法 | 国・数・英・社 |
受験勉強開始期間 | 小5春 |
想い出
ロンドンの郊外にあるテニスの聖地、ウィンブルドンの見学ツアーに参加した際の写真(手前は弟)
「ロンドンでは、小1からテニスを頑張っていました」
親への感謝
親の職業:銀行勤務
帰国前 | 帰国後 |
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僕も父も、中学受験は頭にありませんでしたが、母が中学受験を勧めてくれて、小5から塾に通うことになりました。そうでなければ、ロンドンの日本人学校の中学にそのまま進学していて、帰国後は公立中学校に入っていたはずです。 | 帰国後のことと関連していますが、母が中学受験を勧めてくれて、「東邦大学付属東邦中高等学校」で高い水準の教育を受けることができ、学んでみたい国立大学にチャレンジできる環境にいられることに感謝しています。 |