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海外からの帰国体験記|チェコ&ドイツからの帰国 工学院大学附属中学校1年 T.Kさん(12歳)

T.Kさん(12歳)工学院大学附属中学校1年

「英語をもっと学んで国際関係の仕事をしたい」

T.Kさん(12歳)工学院大学附属中学校1年

渡航歴

時期 場所 学校
6歳(小1 4月∼)∼8歳(小2∼3月) チェコ(プラハ) 日本人学校
8歳(小3 3月∼)∼10歳(小4∼3月) ドイツ(デュッセルドルフ) 日本人学校
10歳(小5 4月)〜 日本 公立小学校→私立中学校

小5で帰国後すぐに塾へ行き、私立中へ

海外では日本人学校に通っていたT・Kさん。帰国後は地元の公立小学校に編入したが、海外との環境の違いにショックを受けたそうです。

「日本の小学校は怖いイメージがあって帰国したくなかったのですが、帰ってみたらうわさ通りでした。まず雰囲気が違うんです。海外ではみんなキッチリしていたのですが、日本の小学校では、授業中抜け出す子や、どうやらいじめで無視されている子もいました。それで『公立の中学はもっと怖いかも…』と思ってしまって。すぐに中学は私立に行こうと決め、塾に通い始めました。学校選びについては、英語教育に力を入れているところを選びました。ドイツにいた時、英語の先生に日本語が通じなくて、とても大変で。やはり英語ができないとこの先大変だと実感したからです。」

その後、帰国生を受け入れている中高一貫校『工学院大学附属中学校』に一般入試で合格。通い始めて約半年。学校生活はどうですか?

「この学校では英語と英会話の授業があって、クラス分けされています。ちなみに僕は下のクラス。頑張らないといけません(笑)。授業では英語ができる人がたくさんいるので刺激になります。また、英語の授業は電子黒板を使うので毎回楽しみなんです。資料や映像があると、わかりやすいし面白い。そのほかの楽しみは、やっぱり学食でしょうか。毎日日替わりの定食があって、僕の一押しはチーズササミの定食です。どんぶりとかカレーも充実していますよ。」

将来は海外の経験を生かしたい

現在サッカー部に所属しているT・Kくんは、強豪ドイツ仕込みのサッカー少年。放課後も充実している様子だ。ところで、海外で生活して、現在役に立っていることはありますか?

「海外の人は自分の意見を持って表現することを大切にしていますが、自分もそれができるようになったことですね。あとは、挨拶などマナーをしっかりと守れるようになったこと。学校生活での基本的なマナーです。あたりまえのことなのですが、日本の学校に入ってできない人が多くいると感じました。今後も必要不可欠なことなので、自然と身につけられて良かったです。」

将来、就きたい職業は何ですか?
「まだ、具体的には決まっていませんが、チェコやドイツでの生活で得たことはとても大きいので、それを生かして、何か国際関係に関わることを仕事にできればいいなと思っています。」

想い出

チェコのマラソン大会でお姉さんと。

チェコのマラソン大会でお姉さんと。

「短いコースだったのでプラハの街を楽しめました。完走したらメダルをもらいました」

親への感謝

親の職業:物流メーカー勤務

帰国前 帰国後
海外なのに日本の行事を体験させてくれたこと。十五夜の時は、すすきを探しました。また、出かけるときは常に車で送り迎えをしてくれました。特にチェコでの通学時は小4まで送迎が必要だったので。ほかのヨーロッパの国に連れて行ってくれたことにも感謝です。 一緒に学校選びをしてくれたこと、また現在このように私立の学校に身を置くことができることに感謝したいです。