渋谷教育学渋谷中学校 1年生
R・Yさん(13歳)、 E・Yさん(13歳)
※2022年11月インタビュー当時
お2人の渡航歴
時期 | 場所 | 学校 |
---|---|---|
0歳~2歳 | アメリカ・ニューヨーク | 現地ナーサリー |
2歳~6歳 | 日本 | バイリンガル幼稚園 |
6歳~9歳 | イギリス・ロンドン | 現地校 |
9歳~12歳 | アメリカ・ニューヨーク | 現地校(エレメンタリースクール→ミドルスクール) |
12歳(中1・4月)~現在 | 日本 | 私立大学 |
小4で2人とも英検1級に合格。そして渋渋へ!
―渋谷教育学園渋谷中学校(以下、渋渋)に通う双子の姉妹のR ・YさんとE ・Yさんが、日本で生活した期間は4年のみ。それ以外はロンドンとニューヨークで過ごし、いずれも現地校に通っていたという。
R ・Yさん(以下、R) 現地での生活は大好きでしたが、父の仕事の関係でいつかは帰国すると知っていたので、受験勉強をやり抜いて。第一志望に合格できました。海外ではどの学校も学年途中からのスタートでしたが、渋渋には中1の最初から通えるのも楽しみでした。
―進学先を決めて、受験勉強を始めたのはいつ頃ですか?
E ・Yさん(以下、E) 本格的に勉強を始めたのは小5ですけど、英検は幼稚園の頃から受験して、小4になると2人とも1級を取得できました。低学年からは、塾で国語と算数の勉強も始めました。
R 受験先は、2人の英語力を伸ばせるような学校にしようと、両親と探しました。渋渋に決めた理由は、帰国生が多くて、自分を自由に表現できる校風が魅力的と感じたからです。
―2人とも同じ学校に入学するとは、仲がいいですね。
E せっかく双子なので、一緒にしようと(笑)。
R 喧嘩はしょっちゅうするけど、仲はいいほうだと思います。
E でも、それぞれがひとりでも頑張れる感じで、自分に自信があるというか……。瑠理がいなくても不安ではないです(笑)
敬語の使い方や、漢字の読み方が難しい(笑)
―受験勉強での印象深い話や大変だったことを教えて下さい。
E 小6から通った英語の塾では、エッセイをたくさん書きました。書くたびに考えがはっきりして、それをきちんと主張できるようになったことは、試験本番以外のいろいろな場面でも役立っています。
R 大変だったことは、受験で帰国するたびに、コロナ感染チェックのためのPCR検査を受けたり、2週間待機しなくてはいけなかったことです。毎回、陰性でありますようにとドキドキしました。
―日本の学校や日常生活には、慣れましたか?
R 敬語の使い方を間違えたり、先生や先輩に対してお辞儀じゃなくて手を振ってしまうことも(笑)。でも、学校では、帰国生以外とも賑やかに話せて嬉しいです。入部したバトン部の活動も楽しい。日常生活では、コンビニの品揃えのレベルの高さに驚いています!
E 私は、トイレのウォシュレットなどの日本のテクノロジーに感動しています。困っていることは、駅名の漢字が読めなかったり、似たような景色が多いので道に迷うなど、いろいろあります(笑)。
目標は「サマーキャンプ開催」「心理学を学ぶ」
―海外生活での経験が役立っていると感じることは?
R どこで生活していても、自分をしっかりもつことを意識してきました。なので、相手の意見を受け入れたうえで自分の考えも伝えられます。「Be who you want to be!」を大切にしています。
E どんな人に対しても、視野を広くもって接することができている点です。それから、ロンドンにいるときから習っているバイオリンを、今は学校の弦楽器クラブで楽しめているのも嬉しいです。
―今後の夢や目標を教えて下さい。
R 海外生活で一番好きだったサマーキャンプを日本で開催することです。宗教や価値観など様々なバックグラウンドをもつ友だちと生活することで、視野が広がります。この目標を叶えるためにアメリカの大学に進学して、経済学やビジネスについて学びたいです。
E 私は人間の心の仕組みに興味があるので、心理学の研究が進んでいる海外の大学に進学して、心理学を学びたいです。そして、人生で成功したい。私にとっての成功とは、①達成感を得ること②生きていて最高と思えること③自分を愛して生きていけること④他人も幸せにすることです。人生は一回きりなので、できる限り自分の生きたいように生きて、最大限に楽しみたいと思っています。
親への感謝
【R・Yさん】受験のとき、健康面や精神面で応援してくれたこと。現地で多くの挑戦をさせてくれたこと(NYマラソンでの給水のボランティア活動など)にも感謝しています。
【E・Yさん】怠け者の私をいつも後押ししてくれて感謝しています。13歳になったばかりなのに貴重な成果をたくさん残せているのは、両親のおかげ。多くのものを与えてくれています。