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分かりにくい共通テストの基礎の基礎がまるわかり!になるWEB記事をご紹介(後編)

本年度、大変革を迎える大学入試。現在、高校3年生の保護者ならずとも、中高生の子どもをもつ保護者であれば、初めて実施される大学入学共通テストについて基礎の基礎くらいは知っておきたい。

そこで、「『大学入学共通テスト』の基礎知識」がよ~くまとまった、学習参考書協会サイトの記事をご紹介する後編。「①従来のセンター試験との違い」「②英語はリスニングの割合が急増」に続き、記事内容を見ていこう。

③共通テストのスケジュール

2021年度の共通テストは、1月16日・17日に実施される。コロナ禍による学習の遅れを鑑みて1月30・31日の第2日程も設定し、現役生が希望して校長が認めた場合に、出願時に最初から第2日程を選択できるという、異例の対応が取られる。病気などで第2日程が受けられなかった場合の特例的な追試も2月12・13日に行われる。

出願は9月28日~10月8日。試験実施日に対して出願がかなり早いので注意が必要だ。

共通テストスケジュール
画像提供︓学習参考書協会

④どの科目を受験すればいいのか?

共通テストでは、6教科30科目の中から最大で6教科9科目を選択して受験する。どの科目を課すかは大学・学部・日程などによって異なる。受験生は志望大学の入試に必要な科目を選択して受験することになる。受験科目が足りないと出願できなくなるので、第一志望に限らず、出願する可能性のある大学の入試に必要な教科・科目は早めに調べておく必要がある。

教科 科目
国語 国語
地理歴史 世界史A/世界史B/日本史A/日本史B/地理A/地理B
公民 現代社会/倫理/政治・経済/倫理、政治・経済
数学 数学Ⅰ/数学Ⅰ・A
数学Ⅱ/数学Ⅱ・B/簿記・会計/情報関係基礎
理科 物理基礎/科学基礎/生物基礎/地学基礎
物理/科学/生物/地学
外国語 英語/ドイツ語/フランス語/中国語/韓国語
資料提供︓学習参考書協会

Q&Aでは記述式問題導入や民間英語試験の活用についても言及

記事の最後のQ&Aでは、記述式問題導入や民間英語試験の活用見送りなどについても言及している。すでに報道もされた事柄ではあるが、あるのかないのか、なんとなく不安に思っていた方も多いのではないだろうか。「見送り」がはっきりと説明されており、すっきりするだろう。

記事を担当した教学社にご許可いただき、記事内容を丸々まとめさせていただいた。前後編で紹介した基礎知識を身につけたうえで「大学入試センター」のサイトでさらに詳細を調べると、分かりにくい大学入学共通テストもとっつきやすくなるだろう。

(取材・文/大友康子)