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大学生4人に1人、就活の企業選びで親の意見を最重視

「就活やキャリア観に影響を与えた人や経験・体験」調査

就職活動の際に、内定を出す企業側が学生の親に連絡を入れて入社の確認をとる「親への活動」、略して「オヤカク」なる造語が登場している昨今。

参考記事:採用の内定には親の確認も必須!? 約6割の企業がオヤカク実施

子どものほうは、そんな親の干渉をうざがっているのではないか? と思いきや、意外にも就活やキャリアについて親の意見を最重視する学生が少なくないようだ。

株式会社ベネッセ i-キャリア(東京都新宿区)が運営するdodaの新卒オファーサービス「dodaキャンパス」が、大学2・3年生を対象に行った「就職活動における意識」についての調査結果を、今日と明日とで見ていこう。

「自身の就活やキャリア観醸成に影響を与えた人や経験・体験」調査概要

調査期間 2023年11月19~26日
調査対象 dodaキャンパス会員の大学2・3年生(2026年卒、2025年卒)
調査方法 Webアンケート回答方式
有効回答数 446人

企業選びの際、意見を一番重視したい人は?

就職先の企業を検討する際、自分以外で誰の意見やアドバイスを最も重視したいかについて聞いたところ、24.4%の学生が「親(父親・母親)」と回答。「4人に1人」の学生が、就活の意思決定において親のアドバイスや意見を最重視したいことが明らかになった。

学生の4割「相談相手から賛同を得られなければ、就職先を再検討する」

「検討している企業について、相談した人から賛同を得られない場合は応募や入社を再検討するか」と尋ねたところ、「再検討する」と回答した学生の割合は、全体で41.3%だった。相談相手として「親(父親・母親)」を選択した学生の場合、再検討する割合が52.3%と、約10pt増加することがわかった。

明日も調査結果の続きを見ていこう。

(取材・文/大友康子)