Press "Enter" to skip to content

今どきの男子小学生に聞いた「流行語」や「夢の授業」は?(前編)

日本の男子小学生のリアルな声が興味深い

株式会社小学館では、男子小学生向けマンガ雑誌『月刊コロコロコミック』(以下『コロコロコミック』)で1977年の創刊以来続けている読者アンケートのデータをもとに、男子小学生のリアルを定期レポートおよび分析する新プロジェクト『コロコロコミック研究所』を発足した。今回、『コロコロコミック』2024年8月号(7/12発売)で男子小学生を中心とした読者1000名を対象に実施した読者アンケートの中から、「流行語」や「夢の授業」などに関する調査結果をまとめた。その結果を紹介しよう。

「流行語」の1位は「遊ぼう・遊ばない?」

「友達との会話でよく使う言葉は?」という質問をしたところ、「遊ぼう・遊ばない?」(6.7%)がトップに。いつの時代も男子小学生は遊びたい盛り。だからこそ、積極的に友達を誘い出す子が多いのかもしれない。

第2位は、カジュアルなトーンで驚きや真剣さを表したい時に使う「マジ」(5.1%)。第3位には、大人気のベーゴマ玩具「ベイブレード(エックス)」(3.5%)がランクイン。コロコロコミックでは『BEYBLADE X』が連載中だが、ホビーあるいはマンガとして、男子小学生を熱中させていることがうかがえる。このほか、第8位は「ゲーム・ゲームしよう」(2.0%)。

TOP20まで見てみると、第15位に「ポケモン」(1.1%)、第20位に「マインクラフト」(0.8%)が入っており、男子小学生の間でゲームが大事なコミュニケーションツールになっていることがよくわかる。

親友だと思っている友達の数は「1~5人」

「親友だと思っている友達の数」を聞いたところ、最も多かったのが「3人」(14.0%)で、以下「5人」(11.6%)、「2人」(11.4%)と続いた。「4人」が6.7%、「1人」が6.6%であることを踏まえると、親友の数が1~5人と回答した人は50.3%に上り、男子小学生の約半数が、少数の友達と狭く深く友情をはぐくんでいる様子がうかがえる。

一方で、「101名以上」と回答した人も10名おり、学校はもちろん、それ以外の場でも交友関係を広げている子が一定数いるのかもしれない。

遊びの1位は「ドッジボール」

「学校で流行っている遊びは?」と質問したところ、第1位「ドッジボール」(17.4%)、第2位「鬼ごっこ」(15.0%)、第5位「サッカー」(4.7%)と、体育の授業でも実施されるような身体を動かす遊びが上位を占めた。

第3位には、机の上に置いた消しゴムを落とし合う「消しピン(消しゴム落とし)」(5.7%)がランクイン。2019年には、Nintendo Switch専用ソフト「ボクらの消しゴム落とし+スポーツセット」としてゲーム化もされたポピュラーな遊びであるため、大人世代でも知っている人は多いのではないだろうか?

続く第4位は「ベイブレード・X」(5.2%)となり、「流行語」ランキングでも第3位と上位だったことから、男子小学生の間でたしかな人気を博していることがうかがえる。

注目は第6位の「CCレモン・チャージバトル」。所謂“手遊び”でビームを撃ったりガードしたりするゲームだ。YouTubeチャンネルで紹介されていることも。学校ごとのローカルルールがある点などは、今も昔も変わらないかもしれない。

明日の記事(後編)では、「夢の授業」の調査結果や『コロコロコミック研究所』所長の小林浩一氏のコメントを紹介する。

【調査概要】
『コロコロコミック』2024年8月号 読者アンケート
・調査期間:2024年7月12日~8月9日
・調査対象:『コロコロコミック』読者またはそのご家族
・調査機関:自社調査
・有効回答数:応募総数:6939 集計数:1000
・調査方法:雑誌のハガキアンケート

■『月刊コロコロコミック』毎月15日発売
■コロコロコミック公式HP「コロコロオンライン
■WEBマンガサイト「週刊コロコロコミック