昨日は現役大学生の生の声に触れることのできる「ウカルメ」サイト内に掲載されている、「おすすめの単位の取り方」の記事を垣間見た。今日はもう一つ、サイト内で非常に興味深い記事を見てみたいと思う。大阪府立大学工学域・化学工学課程4年もりもりさんの大学在学中に「Work & Travel in USA」という制度を使ってアメリカで短期アルバイトをした体験談を語る記事だ(記事名/【稼げる留学?】理系女がアメリカで働いて語学力upした話)。
40年の歴史があり世界26か国・地域と日本の間で行われているワーキング・ホリデーに比べて、「Work & Travel in USA」についてはあまり知られておらず情報もさほど多くない。「Work & Travel in USA」とは、大学2年生以上の大学生または大学院生を対象とし、夏休みの2カ月間、交流訪問者ビザ(J1visa)を使ってアメリカでアルバイトができるプログラムだ。もりもりさんはこのプログラムを利用して渡米した。
「Work & Travel in USA」利用の短期留学経験談をリアルに語る
休学せずに留学したかったハンドルネーム・もりもりさんは「短期間で、費用がかからず、自分の英語力を向上させたい」と考えていたところ、「Work & Travel in USA」を見つけた。
早速現地で雇ってくれるホストカンパニーとスカイプで面接をし採用。渡米後はレストランのホールで働いたという。6週間で30万円弱稼ぐことができ、滞在費や渡航費を入れてもトータル黒字になったそう。
トルコ、台湾、中国、モンテネグロ、アメリカ、エクアドルなど、多国籍な友だちを作ることができ、アメリカから帰国した5カ月後にはトルコへ友だちを訪ねる弾丸旅行も行った。「行動力が高くなり新しいことにチャレンジする意欲やそれを実現することが多くなった」と同時に、就活に強いエピソードを作ることもできたという。
日本で大学に在籍しながらアメリカで短期アルバイトを行う。時代の国際化を強く感じた記事だった。
(取材・文/大友康子)