子どもから「ゲームのアイテムが欲しいから課金したい」と言われたことはないだろうか。子どもがゲームを楽しむことは悪いことではないが、保護者として気になることのひとつが課金だ。少額のうちはよいけれど、歯止めがきかなくなるのではないか、大人の知らないうちに課金していないだろうか、など心配は尽きない。そこで、小中学生のゲーム課金の実態をうかがい知れる調査結果を紹介しよう。
子ども向けサイト「ニフティキッズ」(主に小・中学生を対象とする子どものためのサービス)を運営するニフティ株式会社は、「ゲーム」に関するアンケート調査を実施。小中学生を中心とした子どもたちを対象に、1日何時間くらいゲームをするか、何を使ってゲームをするかなどについて質問し、2,831人から回答を得た。
1日のゲーム時間は小学生で「30分~1時間」
「1日何時間くらいゲームする?」という調査では、小学生では「30分~1時間」、中学生では「1~2時間」が最多。「全くしない」人の割合は、小学生の6.4%から中学生では9.9%に増えている。全体では、90%以上の小中学生が毎日ゲームをしていることがわかった。
「Nintendo Switch」が圧倒的人気
「【ゲームをする人へ】ゲームは何を使って遊ぶ?(複数回答可)」という質問では、「Nintendo Switch」という回答が82.9%と圧倒的に人気だった。次いでスマホが47.6%、パソコンが21.1%と続いた。家族や友人と気軽に遊びやすい携帯ゲーム機器が人気の傾向にある。
課金経験者は25%、2万円超えの人も
「ゲームに課金したことはある?」という質問に対しては、25%の子どもたちがゲームに課金したことがあると回答。
続いて、「【課金したことがある人へ】月にいくらくらい課金した?」に対しては、月額課金額は、「1,000~3,000円」が25.2%と最も多く、次いで「500~1,000円」が23%、「500円以下」が19%だった。一方で、5,000円以上の課金したことがある人の割合を合わせると21%で、その中でも20,000円以上の課金をしたことがある人は7.7%と一部の子どもたちが高額課金をしたことがあることがわかった。
課金によるトラブルやマルチプレイの対戦相手など、調査結果の続きは明日の(後編)で紹介する。