はまぎん こども宇宙科学館(神奈川県横浜市)では、3月21日(木・祝)~4月7日(日)まで、春休み特別企画「大スライム展2-平成最後のスライムまみれ!-」を開催する。
スライム作りの魅力は、液体がゲル化する変化を見て触って学べること
この企画は、昨年の春に開催して大盛況だった「大スライム展」の第2弾。
オリジナルスライム作り(300円~入館料別途)などの体験展示に加えて、スライムに関するパネル展示やワークショップを追加したパワーアップバージョンだ。
「昨年の春は初日の来館者数が約3600人で、当館の企画展としては過去最多規模でした。人気の理由は、やはりスライムを作ったり触ったりする体験が面白いからではないでしょうか」と話すのは、同館・広報課の渡邊元子(わたなべ・もとこ)氏だ。
プニプニとした感触のスライムを触るのは、たしかに面白い。
しかも、それが子どもの学びにもつながるという。
「スライムは、水、洗濯のり(PVA)、ホウ砂の水溶液(ホウ砂を水に溶かしたもの)を混ぜて作ります。これら3種類の液体をビニールに入れて揉むと、化学反応が起きてゲル化するのです。スライム作りは、こうした変化を、自分の目で見て、手で触って確かめることができます。
お子さまの年齢によっては、化学変化といった難しい言葉はわからないと思いますが、作ったり触ることで体感することができます。“楽しい”“面白い”といった体験が、やがて化学などの理系分野への関心や興味につながるかもしれませんね」(渡邊氏)
オリジナルスライムは、基本の材料に色水を加えた「カラフルスライム」、蓄光顔料を加えた「ピカピカスライム」、シェービングフォームを加えた「フワフワスライム」、砂鉄を加えた「ジシャクスライム」など全6種類のオプションがあり、好きなものを選べる。
このほか、スライムに入れた金魚のフィギュアをすくう「スライムすくい」、大量のスライムを触れる「スライムプール」、スライムの固まりを的に向かって投げて弾性を学ぶ「スライム投げ」の体験コーナーもある。
スライムの不思議がより詳しくわかる教室も新登場
新企画の「スペシャルスライム教室」では、スライムの仕組みや手触りの科学、同様の化学反応の利用例などを学ぶことができる。「例えば、スライムをボトルに入れて砂時計を模した“スラ時計”を作る教室では、砂のサラサラした落ち方とは違う、スライムならではの落ち方を観察して楽しむことができます。」(渡邊氏)
教室にはこのほか、スライムを使ってスクイーズ(弾力性のあるおもちゃ)を作る「スライムスクイーズ」と、香り付き消臭ビーズをスライムに閉じ込めて不思議な見た目や感触を楽しむ「エイリアンスライム」がある。(詳細は下記)
スペシャルスライム教室について
日程
3月22日(金)~4月7日(日)の毎日。各回約45分。
スライムスクイーズ | 10:15~、11:30~ |
---|---|
スラ時計 | 13:30~、14:45~ |
エイリアンスライム | 10:15~、11:30~、13:30~、14:45~ |
対象・定員 | 小学生以上。 未就学児は保護者同伴で参加可。各回16名。 |
---|---|
参加費500円 | 1回分。 当日9:30~1階エントランスホール企画展特設窓口にて参加券を販売。入館料別途 |
はまぎん こども宇宙科学館
神奈川県横浜市磯子区洋光台5-2-1(JR洋光台駅より徒歩3分)
(取材/文:中山恵子)
(写真提供/はまぎん こども宇宙科学館)