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科学の楽しさを体験!「青少年のための科学の祭典2024全国大会」(後編)

出展ブースをめぐりながら科学を楽しむ

(前編)から続く。今年で32回を迎える国内最大級の科学体験イベント「青少年のための科学の祭典2024全国大会」が、夏休み期間中の7月27日(土)と28日(日)に開催される(東京都・科学技術館1階イベントホールにて)。※トップ写真は、2023年度の本祭典の様子。「電子顕微鏡でミクロの世界を探検しよう!」日本電子

東京で開催される<全国大会>のほか、北は北海道、南は九州まで、全国各地で異なる日程で開催されているが、昨年度までに各地で開催された祭典の累計入場者数は延べ約946万人、全国大会の入場者数は100万人以上になるという。例年、親子連れも多く訪れているという。

今年も、個人、団体、学校からの出展があり、物理、化学、生物、地学、数学、エネルギーなど、科学の各分野を網羅した内容になっている。来場者は出展ブースをめぐりながら、科学の面白さに触れることができる。

「わかりやすい」という声が多数

実際に参加した人の声を、「青少年のための科学の祭典」事務局の担当者に聞いた。

<2023年度のアンケート回答より>
●参加者

  • スタッフの説明がわかりやすかった
  • いろいろしつもんしたらわかりやすくおしえてくれた
  • 工作と体験ができて楽しかった
  • 学校ではできない体験ができた

●出展者

  • 現象としては面白いけれど、複雑で分からないものを見せられても面白いだけで終わりますが、科学の祭典では体験し得た知識が体験者の将来の科学への取り組みを助けてくれるようなものになっていると思いました。
  • 幅広い年代の参加者、親御さんの興味をリアルで知ることができて新鮮でした。
  • 工作に参加した子どもたちが化学反応をよく観察し、できあがった工作物に喜んでいる姿を見て、大会の意味を少し理解できた気がします。
「モーターを使って大車輪をするおもちゃを作ろう」電気・電子・情報通信産業経営者連盟(2023年度の写真)

なお、東京での開催を<全国大会>といい、全国各地で行うものには、例えば「神奈川大会」(8月11日開催)や「大阪大会」(8月17日~18日開催)などがある。各地での開催は、地域の中学生や高校生の活動を発表する場にもなっている。
(本年度の予定:http://www.kagakunosaiten.jp/country/schedule.php

誰でも気軽に科学を体験できる本祭典、夏休みで一時帰国中であれば、足を運んでみてはいかがだろうか。

(取材・文/中山恵子)