Press "Enter" to skip to content

子どもに携帯電話、いつ持たせる?(後編)

昨日は、「知るとちょっと嬉しい。」をテーマに主婦のための生活情報サイト「SHUFUFU」を運営している株式会社しんげんが父母200人に実施した「子どもの携帯電話」に関するアンケート調査を紹介した。さっそく今日も続きを見ていこう。

初めて持たせたのは「子ども携帯」が1位

子どもに初めて持たせた携帯電話の種類を尋ねたところ、1位は「子ども携帯(docomo系)(27%)」、2位「スマートフォン(iPhone)(21.5%)」となった。

特に、6歳以下で子どもに携帯電話を持たせ始めた方は、大多数が「子ども携帯」を持たせているようで、防犯ブザー機能など緊急時に役立つ機能は人気が高いようだ。また、本体の値段がiPhoneなどと比べて安価で、契約プランの料金も安価であることも選ばれている理由の一つかもしれない。

1ヶ月の使用料は2000円以下が過半数

子どもの1ヶ月の使用料を尋ねたところ、1位は「1,501円〜2,000円(20.5%)」、2位「500〜1,000円(18%)」、3位「1,001~1,500円(15.5%)」となり、2,000円以下が過半数となった。

家庭で使用ルールを決めて上手に利用したい

以上の調査結果を経て、本調査を実施した株式会社しんげんの代表取締役・高木啓之さんは、以下のようにコメントを寄せてくれた。

「昨今は、小学生の時点から携帯電話を持つことが”珍しい”から”普通”という時代に変わって来ていると感じました。

その背景としては、月々の携帯料金が低価格となり家庭への負担になりにくくなっていること、また共働きや習い事など親の目の届かないところで子どもが活動する場面も増えている中で、GPS機能などの純粋な電話以外の機能もあることが、便利なツールとして用いられているように感じました。」

携帯電話を持つ年齢の低年齢化が進む昨今。子どもの安全を守るための便利な機能は有効活用しつつ、使用時間や料金などは各家庭でルールを決めて、上手に利用したい。

(取材・文/小野眞由子)