Press "Enter" to skip to content

「受験と生理の不安」どう対処する?(前編)

超吸収型サニタリーショーツブランド「Bé-A〈ベア〉」を展開する株式会社Be-A Japanは、「受験と生理」に関するアンケートを受験生本人とその保護者を対象に実施し、その結果を発表した。また、娘をもつ保護者を対象に座談会も開催し、その様子を公表した。

約9割が受験日と生理が重ならないか不安と回答

Be-A Japanは2020年のブランド開始当初から、女性の生活とは切っても切り離せない「生理」に着目し、様々な活動を行っている。その1つに、性別を問わず生理についての正しい知識を身につけることで、誰もが互いを思いやり、健やかに生きる社会の実現を目指すという「Bé-A〈ベア〉生理セミナー」を継続的に開催。全国各地の小学生〜大学生の男子・女子学生を中心に実施したセミナーの参加者数は、2024年1月現在で23回921名にのぼる。

そんな中、初潮を迎えてまもないジュニア期の子どもたちやその保護者からは、不安定な周期や量に不安を感じる声が多く寄せられた。中でも「受験」においてその声は一層大きく、「本番に重なってしまったらどうしよう」「頑張ってきたことが最大限発揮できるだろうか」と、親子ともに不安や心配を抱えていることがわかった。

また、「子どもが生理と付き合いながら安心して受験に取り組むために、どのような対策があればいいと思いますか?」という質問に対しては、「自分にとってどのスタイルが1番あっているかを見出すこと。」「経験談などを参考に、自分なりの対処法を考え準備しておく。心配の種を少しでもなくしていく。」など、事前に対処方法を知っておくことで、不安材料を取り除くことの大事さを伝える、という保護者の声も目立った。

そのほか、「生理は大変、しんどい、心配などと伝えるのではなく、正しく付き合えば生理に振り回されることはないと周りの大人が伝えることが対策。」と、子どもの不安を煽るのではなく、生理を正しく知ってしっかりと向き合うこと、また周りのサポートや理解も重要だという声も上がったようだ。

あわてないためには事前の準備が大切

本調査を実施したBe-A Japanに、「子どもの受験と生理について、どのような準備や対応が大事だと考えられますか?」と質問したところ、代表の髙橋くみさんが以下のようにコメントを寄せてくれた。

「まずは生理について、お子さんと親御さんがあらかじめ生理についての話をし、準備をしておくことが大事だと考えております。

  • 心の準備(生理が始まった時の心構えなど)
  • 物の準備(生理用品の使い方、吸水ショーツを揃えるなど)
  • 身体の変化についての準備(ホルモンの影響による身体の変化についての知識など)

の3つの準備が必要だと思います。

生理は100人いたら100通りの症状があります。お母さまの生理とお子さんの生理は異なることも多々あるかと思います。お子さんには、量や痛みや身体の変化もそれぞれだということを教えていただき、お子さまと寄り添っていただくことが大事だと思います。」

明日は、座談会の様子を中心に見ていこう。

(取材・文/小野眞由子)