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短期離職者調査(前編)約2割が1週間未満で退職検討

新卒入社先を半年未満で退職した経験者を調査

レバレジーズ株式会社が運営するフリーター・既卒・第二新卒向け就職支援サービス「ハタラクティブ」が、2019年~2023年に大学を卒業し新卒として会社に入社した男女7253人に対し調査を実施したところ、全体の約3割(26.2%)が新卒で入社した会社を既に退職していた。そのうち、4.2%(約300人)は入社してから半年未満で退職している。「ハタラクティブ」はその、新卒で入社した会社を半年未満で退職した経験がある男女300人を対象に、短期離職の実態を調査した。

その調査結果内容を今日と明日とで見ていこう。

【短期離職についての調査概要】

調査対象 2019年~2023年に大学を卒業し、新卒で入社した会社を半年未満で退職した経験がある男女300人
調査年月 2023年9月15~25日
調査方法 インターネット調査

入社前に退職の見切りをつける人も7%

退職を一番最初に検討した時期では、5人に1人が「入社してから1週間未満」19.3%と回答。また、「インターンや内定式、入社前研修などの入社前」と回答している人が7%いることから、かなり早い段階で退職の見切りをつけている人も一定数いるようだ。

短期離職した理由を問うと、「仕事内容が大変だったため」39%が最も多く、次いで「職場の人間関係が悪いため」36.3%と続く。

志望度は高かったのに短期離職が4割超え

「新卒で入社した会社に対する志望度」について、約4割(42.3%)が「志望度は高かった」と回答。入社する会社に対する期待値が高すぎると、会社に対して違和感やギャップを感じた際の落差が大きくなるため、短期離職に繋がることが考えられる。

明日も調査結果の続きを見ていこう。

(取材・文/大友康子)