昨日は、バイドゥ株式会社が提供するきせかえ顔文字キーボードアプリ「Simeji」が発表した「Simejiランキング」の〝Z世代が選ぶ!!「勉強になる漫画TOP10」〟の第10位~6位を紹介した。今日は第5位から、栄えある第1位までを見ていこう(以下、調査結果はすべてSimeji調べ)。
第5位 文豪ストレイドッグス
登場するキャラクターに、太宰治、江戸川乱歩、宮沢賢治、福沢諭吉、芥川龍之介……と誰もが知っている文豪の名前が並ぶ新感覚異能力アクション作品。
- 文ストを見るようになってから国語が得意になりました!
- 勉強で文豪さんの名前を覚えるのに役に立った
- 文学のテストで解けた
- たくさんの文豪とその文豪の有名な本を知れて、とてもハマった
- 歴史上の人物が登場する
- 国語が好きになった
- 文豪に興味を持った
- イケメンばっかり、好き、まじで好き、少し受験勉強になった
などの声があがった。各キャラクターの能力名が文豪の作品名になっているのも特徴的。国語に出てくる文豪の名前と作品名がセットで覚えられそうだ。
第4位 名探偵コナン
長きにわたって人気を誇る、推理を通して雑学も学べる作品。
- 現実で使える知識あり
- たまにすごい雑学のようなものが出てきて面白い
- トリックとかでビールに塩を入れると泡立つとかそういうのを知れた!
- 原理とか国語の作家の人とかをわかりやすく簡単に教えてくれる
- 色んな言葉や知識を覚えられた
などの声があがった。ウミヘビに咬まれた時の応急処置の方法や静電気を避ける方法など、推理の要所に雑学が盛り込まれているので要チェック!
第3位 ブルーロック
サッカーを通じて、極限状態で紡ぎ出す登場人物たちの名言が心に刺さる、エゴイストサッカー漫画。
- ブルーロックのおかげで自分磨きとバイトに精が出ました!
- 自分を1番に見る力を学べる
- 人間の心理や、生きたかを教えてくれる
- 自分の限界を超えれるような勇気を与えてくれた
などの声があがった。ほかに、「サッカー初心者でもサッカーのこと沢山学べます!」「サッカーやスポーツの面白さを学べた」「サッカーのある程度の知識がわかった」と、サッカーに関する基礎知識や魅力も学べるようだ。
第2位 【推しの子】
双子の母親であり売れっ子アイドルでもある星野アイが刺され、死ぬ際に子どもに伝えた“愛してる”という言葉。この言葉の重さから、
- 命の大切さを学べた
- 母親からの愛が勉強になった
- 親の大切さを知った
- お母さんが死んじゃうだけでこんなことになるんだって思った
- 星野アイが死んだのをみてお母さんが死んだら忘れられないことに気づきました
などの声があがり、Z世代は母親からの愛情がとてつもなく深く大きいということを学んだ様子。また、10代の若いアイドルが些細なことからネット上に晒され誹謗中傷されるシーンから、「ネットの使い方についてわかってない人に伝わってる気がする」「ネットの恐ろしさを思い知った」「ネットの社会問題に強く向かった漫画だと思う」との声も。ただの人気漫画ではなくZ世代は親からの愛情の深さやネットの恐ろしさ、人間関係など多くのことを学んでいるようだ。
第1位 はたらく細胞
体内で年中無休で働く細胞たちが擬人化して登場し、花粉症やインフルエンザなど病原体と戦うシーンを通して体の仕組みや変化を楽しく学ぶことができる作品。
- 理科でめちゃくちゃ役に立った
- 理科でお世話になりました
- 理科の授業で活躍した
など、とにかく理科で体の仕組みを学ぶ際にとても参考になったとの声が多々。また、「体内の中を詳しく見ることができたり血の体内の巡回法がよくわかる」「色んな細胞がある事を教えてくれた」「人体について楽しく学べる!」「病気についてよくわかる」「細胞についてよくわかって、授業などもはかどった」「面白いし可愛い。でもわかりやすいっていうのが最高」と、勉強に励むZ世代から“わかりやすくて楽しく学べた”との声がよせられた。白血球や赤血球など推しのキャラクターを見つけると、より面白く学べるかもしれない。
これを機に親子で楽しんでみては!
調査を実施したバイドゥ株式会社・広報部の川本さんは、次のようにコメントをよせてくれた。
「漫画を読んでいる子どもの姿を見ると「遊んでいないで勉強しなさい」と声をかけたくなることもあるかと思いますが(笑)、子どもは意外に大事なことを漫画からしっかりと学んでいるようです。漫画を読む時間は親子で話し合って決めながら、漫画を読む時間を設けてみるのも悪くないかもしれません。大人も漫画から学べることが多いかもしれないですね!「この漫画のココが良かったね」と親子の会話のきっかけになることもあるかもしれません。ぜひ素敵な親子の時間をお過ごしください。」
もはや漫画は娯楽だけではなく、知識のほか家族や友情の大切さなどを学べる作品も多い。年末年始などに、親子で楽しんでみるのもよいかもしれない。
(取材・文/小野眞由子)