Press "Enter" to skip to content

帰国生入試で国公立中学校・公立中学校・公立中高一貫校に入る方法

国立中学校

教育において実践的な研究の中で、日本への適応教育を行うことを目的にした受け入れを行っている。受け入れ態勢は学校によって異なり、帰国生学級を設ける学校と、普通学級に混合で受け入れる学校(混合受け入れ方式)の2種類がある。

帰国生学級(帰国子女教育学級)を設置している中学校

  • お茶の水女子大学附属中学校
  • 愛知教育大学附属名古屋中学校
  • 京都教育大学附属桃山中学校

普通学級への混合受け入れ方式の中学校

  • 埼玉大学教育学部附属中学校
  • 千葉大学教育学部附属中学校
  • 東京学芸大学附属国際中等教育学校
  • 横浜国立大学教育学部附属横浜中学校
  • 横浜国立大学教育学部附属鎌倉中学校
  • 静岡大学教育学部附属静岡中学校・浜松中学校
  • 大阪教育大学附属池田小学校
  • 神戸大学附属中等教育学校

入学試験があるため私立中学校の受験者が併願することが多いが、日本全国での募集枠・人数が各校15名前後と少ない上に(編入学は欠員募集のみ)、「自宅から片道60分以内」など通学時間のほか、明確な通学区域といった制限のある学校が多いことは留意しておきたい。試験内容は、教科試験、作文、適性検査、筆答の組み合わせ。教科試験がある場合は、多くが一般生と同問題で実施される。また本人面接は必ずあり、保護者が同席するケースも多い。

公立中学校

義務教育の中学3年間は、所定の手続きをすれば、帰国後の居住地にある公立校の年齢相当の学年にいつでも編入学できる。通う学校は原則的には当該地域を所管する教育委員会から指定されるが、近年では「学校選択制」を導入する自治体が増え、公立校でも学校が選べる地域もある。

公立中学校への入学&編入学手続きの手順

海外滞在中 居住予定の地域を所管する教育委員会に問い合わせ。入学・編入学に必要な書類を確認する

現地の学校に発行してもらう(在学証明書など)
※帰国後すぐに必要にあるので手荷物で持って帰る
日本帰国後 役所に転入届を提出する(帰国後~14日以内)

入学・編入学する学校に必要書類を提出する

公立中学校に入学または編入学

公立中高一貫校

公立中高一貫校の(編)入学試験では、一般入試で課されることの多い適性試験ではなく、日本語や英語での作文、さらには日本語や英語での面接やプレゼンテーションを課す学校が多い。入学試験での募集人数は各校30名前後。

編入試験では欠員募集のみであり、東京学芸大学附属国際中等教育学校では日本人学校出身者は対象外となる。また、学校が指定する通学区域内に居住する必要がある。

【関連記事】