ケニアの子どもたちに会いに行くバーチャルツアーとは？（前編）

「ワールド・ビジョン・サマースクール2023」

世界の子どもを支援する国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン（以下、WVJ）が、小学生の親子を対象とした参加型オンラインイベント「ワールド・ビジョン・サマースクール2023」を開催する。日程は、2023年7月27日（木）10時～11時20分（日本時間）。

WVJは、貧困や紛争等の影響を受ける子どもたちへの支援活動を世界37カ国で実施する国際NGO。日本の子どもたちに世界の現状を知って欲しいと願い、毎年夏休みに「ワールド・ビジョン・サマースクール」を開催している。2009年から始めて、今年で15年目を迎える。昨年は全4回の開催で、延べ602人が参加した。

ケニアの暮らしや水衛生について知ってほしい

今年のテーマは、「バーチャルツアーでケニアの子どもたちに会いに行こう」。まるで現地に行っているかのような楽しい演出を交えながら、水衛生や保健の問題に理解を深める参加型オンラインイベントとなる。さらに、塩野義製薬株式会社の協力により、感染症を取り巻く社会課題に対して自分たちに何ができるのかを一緒に考えていく。SDGsへの理解が深まるので、夏休みの自由研究に活かすこともできるだろう。

WVJのサマースクールについて、特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン広報担当の德永美能里（とくなが・みのり）氏は、「以前は対面で行っていましたが、2020年からはオンラインで実施しています。私たちは世界の子どもを支援する活動をしていますが、その中で、継続的にご支援いただいているチャイルド・スポンサーの方々にバーチャルで現地を訪問していただく機会を設けており、好評をいただいております。その方法をサマースクールでも活かせると思い、今年もオンラインでサマースクールを開催します。日本の子どもたちにもバーチャルツアーでケニアを訪れていただき、同じ時代を生きるケニアの子どもたちの様子や暮らしを知ってほしいと思っています」と話す。

明日掲載の＜後編＞では、徳永氏へのインタビューを中心に、サマースクールの意図や今年のテーマについての詳細をお伝えする。

（取材・文／中山恵子）

＜ワールド・ビジョン・サマースクール2023＞概要

詳細・申し込み＜https://www.worldvision.jp/donate/wvsummerschool.html＞

※プログラムの内容は変更になる場合があります