ニュージーランドが留学生の受け入れ再開。3年生10名が待望の留学へ
国際高等専門学校(International College of Technology, Kanazawa 以下、国際高専)の3年生10名が、ニュージーランドに旅立ち、留学生活をスタートさせました。
国際高専のカリキュラムの大きな特徴の一つは、3年生全員が1年間ニュージーランドの国立オタゴポリテクニクで専門科目を学ぶ留学プログラムです。
ところが、2020年からの世界的な新型コロナウイルス感染症(COVID 19)の感染拡大を受けて、ニュージーランド政府が入国制限措置をとったことから、現5年生、4年生とも3年次にニュージーランドに留学することはできず、オタゴポリテクニクの授業をオンラインで受講してきました。
現3年生も2022年4月以降はオンラインでオタゴポリテクニクの授業で受けていましたが、8月からニュージーランド政府が渡航者の受け入れを全面的に再開したため、ニュージーランドへの留学ができるようになりました。
オタゴポリテクニクでフォストファミリーと対面し、歓迎セレモニーに出席
8月24日にニュージーランドのダニーデン市に到着した3年生10名は、国立オタゴポリテクニクのキャンパスでホストファミリーと対面を果たしました。
翌25日には国際高専生を歓迎するセレモニーが開催されました。オタゴポリテクニクにとっては、2020年3月以降、初めての留学生の受け入れとなりました。オタゴポリテクニクのウェブサイトでは、日本から国際高専からの学生を受け入れたことについて、ニュースとして取り上げています。
【Otago Polytechnic news】
Otago Polytechnic resumes hosting Japanese learners(25 Aug 2022)
学生たちはオタゴポリテクニクでのセレモニーの後、ダニーデンの地元新聞『Otago Daily Times』の取材を受けました。インタビューに応じたのは山崎史依さんで、ニュージーランドでやりたいことなどについて英語で堂々と語りました。
インタビュー後、山崎さんは「地元紙のインタビューではかなり緊張して、普段通りの英語を話せませんでしたが、非常に貴重な体験をさせてもらいました」と感想を述べています。
【山崎さんのインタビューの様子】
『Japanese students return』 Otago Daily Times(26 Aug 2022)
学生たちはダニーデン市内でホームステイをし、2023年2月末まで現地の学生たちとともに、ITやエンジニアリングなどの専門科目を学びます。
15歳から英語でAI、ロボティクス
国際高等専門学校(ICT)は、未来社会「Society 5.0」の基盤となるAI、IoT、ロボティクス分野の実践力を英語で涵養する15歳からの高等教育機関です。併設校の金沢工業大学とは「KIT/ICTスクールシステム」と呼ぶ9年間の一貫教育(高専5年間+金沢工業大学3年次編入・大学院修了までの4年間)を構築し、大学受験を意識することなく、やりたいことに没頭できるのが強みです。
「白山麓キャンパスでの全寮制教育」(1年、2年)、「1年間のニュージーランド留学」(3年)、「金沢工業大学と共有した金沢キャンパスで大学の専門科目を履修。大学研究室(学部4年生・大学院生)と研究プロジェクトを推進」(4年、5年)という多彩な活動フィールドを通じて、新しい価値を創出できるグローバルイノベーターを目指します
グローバル社会で英語とテクノロジーを駆使して人に役立つことをしたいという方は、国際高専で、仲間や教員と一緒にチャレンジしてみませんか。
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国際高専入試センター
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