Press "Enter" to skip to content

広島市在住の小3生が原爆ドームで英語ガイド(前編)

昨年の原爆の日からガイドを継続し、英検準2級合格

先月8月6日は77回目の「広島原爆の日」で、県内各地で平和を願う式典が開かれた。その広島市在住で、小学3年生の佐々木駿くん(8歳)は、昨年の原爆の日から平和記念公園の原爆ドームで外国人向けの英語ガイドとして活動。並行して世界約45カ国で子ども向けに展開されているオンライン英会話「Novakid」(本社:米国サンフランシスコ/以下「ノバキッド」)で学び、本年7月には英検準2級にも合格したという。

原爆についてガイドし英語をアウトプット

駿くんは0歳の頃から自宅で英語学習教材を使い英語に慣れ親しみ、小学校2年生で英検3級を取得。英語学習教材の関連で、地元広島を英語で紹介する動画企画に参加したことをきっかけに、広島の原爆ドームについて興味を持ち、お母さんと一緒に戦争の歴史や原爆について調べるようになった。

実際に広島平和記念資料館を訪れ、外国人が使用する説明翻訳イヤホンをつけて館内を閲覧し、英語での説明方法を学び、自宅で動画サイトに上がっている原爆についての英語動画を見て勉強した。その知識を外国の人に伝えたいと、原爆ドームで英語でガイド活動を始めた。

そうなると、もっと英語を話す機会を増やしたいという気持ちが増して、昨年12月からノバキッドの受講を開始。ネイティブスピーカー講師とのマンツーマンレッスンでスピーキング力が向上した。それに応じて、「もっと多くの人と実際にコミュニケーションを取りたい」という思いを抱くようになり、原爆ドームでの英語ガイドがどんどん楽しくなっていったという。

明日は駿くんの、実際の英語ガイドの様子をご紹介しよう。

(取材・文/大友康子)