5児の父として奮闘中のレッド吉田氏がゲスト!
(前編)からの続き。
さまざまな不安を抱えながら成長する子どもたち何をしてあげられるのか? をテーマにした無料オンラインセミナー「こどものこころを守るメッセージ」<思春期篇>が2021年10月に開催される。講師は、聖路加国際病院 小児総合医療センター医長の小澤美和(おざわ・みわ)氏。ゲストはお笑いコンビTIMのレッド吉田(レッド・よしだ)氏、MCは本仮屋リイナ(もとかりや・りいな)氏。
約90分のセミナーでは、「思春期の子どもの“心理・社会的発達”について」「児童期から思春期、そして大人へ」「思春期の子どもと“環境”を理解すること」と題した3つのプログラムに沿って、講師とゲストがトークを展開する。
「小児科医の小澤先生は、学校やアルバイトなどを通じて親御さん以外との関係が広がっていく思春期以降の子どもの環境の変化を理解すること、そして親御さんの立場が“育てる”から“支援する”に変わっていく中で新たな関係性を構築していくことの大切さ、などをお話くださる予定です。ゲストのレッド吉田さんは、3男2女の5児を育児中なので、日頃の経験から、思春期の子どもとのふれあいや苦労したことなどについて語っていただけたらと思っています」と、全国生活協同組合連合会・普及推進部マネージャーの友田光彦(ともだ・みつひこ)氏はセミナーの見どころを語る。
専門家や育児中の人の話から新たな視点が見つかることも
海外にいても日本にいても、思春期のこころの問題は共通している。難しい年頃の子どもとの付き合い方に戸惑う保護者も少なくないが、そんなときに専門家や育児中の人の話を聞くことで、新たな視点が見つかることもあるだろう。
ちなみに、お話を伺った友田氏の家族も海外在住だという。そこで、『帰国便利帳』の読者にメッセージを寄せてくれた。
「私の姉は30年以上前ですがアメリカに留学してそのまま現地で家庭を持っているので、海外に住んでいる日本人の方々のご苦労は、私も少し想像できるところがあります。海外在住の方や帰国子女の方は、海外と日本との価値観の違いや人との付き合い方の違いにとまどうことがあるかと思います。特に思春期に日本に帰国した方は学校での友だちとの関係作りに苦労することもあるかもしれませんが、海外生活での経験や語学力などは大きな財産なのではないでしょうか」
思春期の子どもたちの揺れ動く心に寄り添い、支えられるよう、保護者も付き合い方を学んでいきたい。
(取材・文/中山恵子)
■都道府県民共済 知る・聴く・考える オンラインセミナー
「こどものこころを守るメッセージ」<思春期篇>
※詳細はこちら https://www.kyosai-cc.or.jp/symposium/