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2021年に目標・抱負を掲げていた小中高生の95%が「達成のために努力」

株式会社栄光』(本社:東京都千代田区)が運営する進学塾『栄光ゼミナール』が、「小中高生の家庭の新年の目標・抱負に関する調査」を実施。その調査結果を公表した。

今回の調査は、小学1年生~高校3年生の子どもを持つ栄光モニター会員(栄光ゼミナール・栄光の個別ビザビ・大学受験ナビオに通塾する保護者)を対象に実施したもの。2021年11月11日(木)~11月25日(木)に、インターネット調査で行った。回答者数は492名(うち小学生保護者:216名、43.9%/中高生保護者276名、56.1%)。

2021年の目標・抱負を決めていた小中高生は46.3%

これによると、「今年の目標や抱負を決めていた」小学生は54.2%、中高生は40.2%に上ることが保護者の回答で分かっている。これは、小中高生全体の46.3%に当たる数字。さらに、保護者自身が目標・抱負を決めていた家庭(全体51.8%)に絞ると、子どもが今年の目標を決めていた割合は63.9%と、15ポイント以上高くなっていた。

目標・抱負の上位は「学習習慣」と「受験」に関する内容

さらに、子どもが「2021年の目標・抱負を決めていた」と回答した保護者に、その内容を聞いたところ、小学生・中高生ともに多かったのは「学習習慣に関する目標・抱負」「受験に関する目標・抱負」の2つだった。

このほか、小学生では「生活習慣に関する目標・抱負」「習い事や趣味に関する目標・抱負」が、中高生では「部活に関する目標・抱負」「資格試験に関する目標・抱負」が多いことも明らかとなっている。

保護者の95.2%が目標・抱負の達成のために「子どもが努力している」と評価

子どもが「2021年の目標・抱負を決めていた」と回答した保護者に聞いた「子どもは、決めた目標・抱負を達成するために、努力をしていたか」という質問では、全体の39.9%に当たる保護者が「とても努力している(していた)」、55.3%が「やや努力している(していた)」と回答。目標・抱負の達成のために努力している小中高生は95%以上に上ることが分かっている。特に、中高生保護者では、45.9%が「とても努力している(していた)」と回答しており、子どもの努力を、保護者が高く評価していることが明らかとなった。

 

6割以上の保護者が「子ども自身が目標・抱負を主体的に決める」ことを意識

「子どもが目標・抱負を決める際に気を付けていること」、または「今後気をつけたいこと」を聞いたところ、小学生保護者の60.6%、中高生保護者の69.2%が「子ども自身が主体的に決めた目標にする」と回答。子どもが主体的に目標を決めることで、目標に責任を持ち、達成のために努力できると考える保護者が多いようだ。

その上で、小学生は「子どもが頑張れば確実に手が届く目標にする」、中高校生は「具体的な数字を入れた目標にする」という回答が多かったことも分かっている。

では、子どもが目標・抱負を達成するために保護者ができることとは? 記事の後編では、子どもが目標・抱負を達成するための保護者のサポートについて、今回の調査結果を紹介する。

(取材・文/松井さおり)