メイン画像は©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon
『ポケットモンスター サン&ムーン プラネタリウム』は皆既日食がテーマ
人気アニメのキャラクターと星空を楽しむ
星や宇宙の神秘を楽しく学べるプラネタリウム。夏休みは子ども向けプログラムが充実するので、ぜひ親子で美しい星空を体験してほしい。
幼児や低学年の子どもには、飽きずに見られるアニメ作品がおすすめ。今年6月30日にリニューアルオープンしたばかりの『コニカミノルタプラネタリウム“満天”in Sunshine City』では、『ポケットモンスター サン&ムーン プラネタリウム』を上映(7月21日~9月2日)。サトシとピカチュウが皆既日食を見るための冒険に出る物語で、太陽と月が描く“奇跡の瞬間”がドームに迫力ある映像で描き出される。
『コニカミノルタプラネリウム“天空”in東京スカイツリータウン ®』では、『ドラえもん 宇宙ふしぎ大探検3 ~地球のふしぎ~』を上映(7月21日~9月2日)。ドラえもんとのび太たちがタイムマシンで恐竜絶滅の場に遭遇したり、宇宙船に乗って大空へ旅立ったりと、時空を超えた壮大な旅へ。登場人物たちとワクワクしながら宇宙に浮かぶ地球のふしぎを体験しよう。
子どもの好奇心を満たす“生解説”
高学年の子どもや天文への関心が高い子供には、プラネタリウムのスタッフが上映中にその場で解説してくれる“生解説”のプログラムが最適。
最新型光学式プラネタリウムを導入して今年6月16日にリニューアルオープンした『葛飾区郷土と天文の博物館 プラネタリウム』は、解説員による生解説やオリジナルの番組制作にこだわった施設。
夏休み期間(7月21日~9月2日)は、オリジナル番組の『かつしかから宇宙へ 2018版』や、クイズに観客が座席のボタンを使って答える『クイズ! スター&プラネット 2017特別版』などを上映する。
『大阪市立科学館』のプラネタリウムも、生解説に力を入れている。学芸員の飯山青海氏は、「当館ではその日の星空の様子を紹介していますが、星空は毎日少しずつ変化するので、解説の内容も変わってきます。また、担当する学芸員によってもお話する内容に変化がありますので、二回目、三回目とご覧になっても、新しい発見があるかもしれません」と話す。
飯山氏が企画した夏の一般投影は、『注目!火星大接近』(9月2日まで)。今年7月31日は15年ぶりに火星が地球に大接近するが、それに合わせたプログラムだ。
「大接近時の火星は、明るく輝いてとても目立ちます。望遠鏡があれば、表面の模様を観察できるチャンスです。火星にも季節があり、その季節によって火星の南極や北極にある氷の大きさや表面の模様の見え方が変わることが知られています。大接近時の火星はどんなふうに見えるのかを解説します」(飯山氏)。
夏のひととき、子どもも大人も、星空のロマンや宇宙の神秘に想いを馳せたい。
(取材/文:中山恵子)
<お問い合わせ先>
・コニカミノルタプラネタリウム“満天”in Sunshine City (03-3989-3546)
・コニカミノルタプラネリウム“天空”in東京スカイツリータウン ® (03-5610-3043)
・葛飾区郷土と天文の博物館 プラネタリウム (03-3838-1101)
・大阪市立科学館 (06-6444-5656)