帰国体験記 先輩からのメッセージ

Vol.82
Vol.82

将来の夢は「映画作り」大勢の人と何かを作りたい

T・Mさん(14歳)
広尾学園中学校 3年

滞在期間&滞在場所
【ケニア】
2(11月)〜4歳(3月) →
【日本】
4(4月)〜6歳(3月) →
【アメリカ(VA州)】
6(3月)〜11歳(G4/8月)、現地校 →
【日本】
11歳(小5/9月)〜 公立小学校 → 私立中学校

現地で培った発言力で皆をまとめる役に

 アメリカのバージニア州で4年6カ月を過ごし、小5の夏に帰国したT・Mくん。友人たちと別れることは寂しかったが、いつかは帰国するという心積もりがあったため、気持ちが不安定になることはそれほどなかったという。

「帰国後は、渡米前に住んでいたエリアではなく、新たに引っ越したところで生活を始めました。なので、編入先の公立小学校には知り合いがいなくて、さらに僕のような帰国子女もいないので不安でした。でも、いざ通学してみるととてもいい学校で。1学年に1クラスの少人数制で、全員が仲良くて、皆が優しく迎えてくれました」

 帰国前に母親が下調べをしてくれたおかげで、雰囲気のいい学校に編入できた。児童数が少ないこともありアットホーム。望月さんはそのなかで、アメリカで培った経験を役立てることができたという。

「僕が日本に帰ってきて驚いたのは、みんなすごくいいアイディアをもっているのに、なかなか口に出さないこと。それはもったいないと思いました。アメリカでは、何をするにも自己主張するのが当たり前で、どんな人でもリーダーシップを取れる環境がありました。なので、帰国後は、僕のほうからいろんな人に意見を聞いて、結果的にはクラス全員が自分の考えを言うようになって。嬉しかったです」

 

サッカー部のキャプテンも務めた、恵まれた3年間

 中学受験を視野に入れ始めたのは、帰国してしばらく経ってからのこと。

 「もともと勉強はあまり好きではなくて、アメリカでもサッカーをしている時間のほうが長かったです(笑)。なので、帰国後の受験は僕も両親も全然考えていなかったのですが、兄が、帰国生枠で受験して高校に入った姿を見て。せっかくだから自分もチャレンジしてみようかなと思って決めました」

 そうして塾に通い始め、見事、帰国子女も多い国際的な学校『広尾学園中学校・高等学校』に合格。入学後は「インターナショナルクラス」に在籍し、活気ある毎日を過ごしている。

 「同じクラスには、僕と同じ帰国子女と、違う国の生徒、それから、海外での生活経験がない日本人もいます。個性の強い人が多くて楽しいです(笑)。サッカー部ではキャプテンを務めることもでき、恵まれた3年間を過ごせています」

 将来の夢は、「大勢の人と大きな何かを作る」こと。

 「たとえば映画作りとか、文化的に大きなプロジェクトに取り組みたいです。作業を進めるなかで人とぶつかることはあると思いますが、やり遂げてみたい。いろいろなことに挑戦していきたいです」」

 
T・Mさん