帰国体験記 先輩からのメッセージ

Vol.80
Vol.80

アメリカと日本で経験したダンスを将来に活かしたい

S・Oさん(15歳)
かえつ有明中学校 3年

滞在期間&滞在場所
【アメリカ(OH州)】
5(7月)〜6歳(6月):現地園→
【アメリカ(KY州)】
6(G1/7月)〜9歳(G3/3月):現地校→
【アメリカ(TX州)】
9(G3/4月)〜13歳(G7/6月):現地校→
【日本】
13歳(中1/9月)〜:私立中

帰国は嫌だったけれど転校初日の歓迎に感激!

 5歳から13歳までをアメリカで過ごし、8年の間に、オハイオ・ケンタッキー・テキサスと、3つの州の現地校(園)で学校(園)生活を送ったS・Oさん。日本への帰国を告げられたのはG7(小6相当)の終わり頃。当時はアメリカを離れたくなくて仕方なかったという。

「アメリカには親しい友だちがたくさんいましたし、日本の学校はどういうところなのかうまくイメージがつかなくて。両親には『帰りたくない!』と泣いて訴えました」

 とはいえ、帰国後のことを考えないわけにはいかない。現在はとても綺麗な日本語を話すS・Oさんだが、帰国に際しては日本語の不安もあったため、それを念頭に置いた学校探しがスタートした。

「アメリカにいる間に、母が帰国生向けの教育相談を受けてくれました。そこで、日本語の補習が受けられる学校を探したところ、『かえつ有明中学校』などのいくつかの学校を紹介されて。そのあと、3、4カ月後に日本に一時帰国した際に私もかえつを見学に行って、生徒や先生方の楽しくしている様子がいいなと思いました。それで、ここならやっていけるかもと思ったんです」

 それからほんの3カ月後には、日本に帰国。7月に編入試験を受験し、9月から通学をスタートさせた。アメリカでは車での移動がほとんどだったため、日本で電車やバスを利用して目的地に行くことには、なかなか慣れなかったという。しかし、学校生活にはすぐに馴染んだ。

「転校した初日のことは今でも覚えています。とても陽気な女子クラスだったので、私がクラスに入った瞬間に、『キャーッ!』と悲鳴が上がりました(笑)。歓迎してくれてすごく嬉しかったです」

 

日本はクラス制だから友だちと密接になれる

「アメリカの学校はマンモス校で、しかもカリキュラム制だったので、多くの人と密接な関係にはなれませんでした。でも、日本の学校はクラス制で、『クラスでひとつになって頑張ろう!』 というムードがある。私はこの雰囲気が好きです。今の生活が充実しているのは、どういう学校に進みたいかをきちんと考えて進路を決めたから。準備は重要だなと思います」

 現在はバトントワリング部でチアダンスに励み、副部長も務めるほどアクティブな学校生活を送っている。アメリカでもチアリーディングに取り組んでいたため、その経験が存分に生かされている。

「将来は英語力を活かして、チアダンスを外国で教えるなどの活動に携わりたいです。こういう目標は、アメリカと日本で生活したから抱けるものだと思います」

 
S・Oさん