帰国体験記 先輩からのメッセージ

Vol.79
Vol.79

将来は、英語を使って数学を教えられる教師になりたい

E・Sさん(17歳)
東京学芸大学附属国際中等教育学校 5年

滞在期間&滞在場所
【シンガポール】
9(G4/11月)〜14歳(G9/3月): インターナショナルスクール→
【日本】
14歳(中2/4月)〜:国立中等教育学校

試験勉強の作文の練習は日本の漫画も参考に

 小学3年生のときにシンガポールへ渡ったE・Sさん。その後4年半、現地のインターナショナルスクールで学び、中学3年生の4月に帰国した。帰国が決まったのは本帰国の約1年前。帰国後の学校進学に向けては、G8(中1)から通っていた基礎学力が身に付く塾での勉強が大いに役立ったという。

「帰国生入試に詳しい塾で、国語と数学と英語の勉強をしました。あの塾で勉強しなかったら、国語に関しては小学校3年生ぐらいの文章力しかないままだったと思います」

 編入の志望校は、現在の『東京学芸大学附属国際中等教育学校』に決めた。

「一時帰国したときに都心の私立校も見学しましたが、今の学校のほうが校庭も広く、学校らしい雰囲気がいいなと思って。その後、本格的な試験勉強を始めました。帰国生入試では作文が出題されるので、過去の出題に沿って5つか6つほどの作文を書きました。課題は時事にまつわるものが多かったので、当時日本で人気だった『週刊そーなんだ!社会編』という漫画も参考にしていました。日本に住んでいる祖母に定期的に送ってもらっていたんです」

 

帰国後は英語塾に通い目標の英検1級に合格!

 努力が実り、中学部の編入試験に合格。しかし驚くことに、春からの日本での新生活は両親(妹さんも)不在でスタートしたのだとか。

「父の仕事の都合で夏頃じゃないと本帰国できなかったので、まずは、東京都内にあるいとこの家で生活を始めました」

 ご両親や妹さんが本帰国するまでの3、4か月間とはいえ、寂しくはなかった?

「はい、寂しいこともありました。一人で帰国した後にちょうど私の誕生日があって、ビデオ通話越しに家族に祝ってもらったことも(笑)! でも、いとこの家族は優しいし、家族とはビデオ通話で毎日連絡を取っていたので大丈夫でした。クラスメイトも帰国子女に慣れていて、気軽に話しかけてくれました。なので、生意気かもしれませんが、子どもは親が思う以上に大丈夫で、初めての環境でも結構頑張れるんだと思います」

 その後、母の勧めにより英語塾『帰国子女アカデミー』に入塾した。英語力を一層高めるためだ。

「さまざまなクラスがあるのですが、私が受講したのは、英語の詩や短編集などを読んだあとに生徒同士でディスカッションするクラス。入塾して8カ月後には、目標にしていた英検1級に合格できました。今後は、英語力を活かしながら大好きな数学の世界に進みたい。英語を使って数学を教えられる教師になれると嬉しいです。なかなか難しい道だと思いますが、頑張ります!」

 
E・Sさん