帰国体験記 先輩からのメッセージ

Vol.73
Vol.73

アフリカの開発に携わるべく現在は米国の大学で勉強中

K・Mさん(21 歳)※
ミネソタ州立大学グローバル研究学科 3年

※2015年11月インタビュー時点
滞在期間
6歳(G1・4月)〜9歳(G3・3月):現地校
→【日本】9歳(小4・4月)〜18歳(高3・3月):公立小・中―私立高校
→16歳(G10・9月)〜17歳(G10・8月):現地校
→18歳(G1・9月)〜:公立大学
滞在場所
アメリカ(ニュージャージー州→ 【日本】→オレゴン州
→ミネソタ州)

帰国して約半年は日本語に悪戦苦闘

 現在、米国・ミネソタ州の大学に通うK・Mさん。6歳から約3年間を過ごした米国・ニュージャージー州から帰るときは、さみしい気持ちと不安がとても大きかったという。

「ニュージャージーでは楽しいことばかりだったので、日本の懐かしい友だちに会える喜びよりも、現地校で仲良くなった友だちと離れるのが残念でした。それと、毎週土曜日に日本人学校には通っていたものの、日本の勉強がほとんど出来ていなかったので、それについても不安でした」

 帰国後は、サッカーやラクロスのクラブに入って友だちがどんどん増えていくかたわら、とにかく日本語に苦労した。

「何かを言いたいときに、まず英語の単語のほうが頭に浮かんできてしまうので、それをいちいち日本語に変換する作業に時間がかかりました。あとは、日本の勉強、特に漢字には苦労させられました。遅れてしまった分を取り戻すため、日本に帰って半年ほどは、日本でずっと暮らしていたクラスメイトより多くの量をこなすことを心掛けつつ、ひたすら勉強していました」

 

積極的に、先入観なく夢に向けて邁進中

 渡米前は引っ込み思案だった性格が、帰国後は積極的に変わったほか、異文化を先入観なく受け入れられるようになったと語るMさん。それは帰国後のさまざま行動にも表れている。まずは、高校2年生の秋から行った、1年間の米国・オレゴン州への交換留学だ。

「高校を選ぶ段階から交換留学をしようと心に決めていたので、留学時の単位を認めてくれる学校を選びました。ただ、実際行く段になると、今度は家族ではなく自分一人だけでの滞在だったので不安もありましたね。でも行ってみたらやっぱり楽しくて。あっという間に時間が過ぎていきました。小学生時代の米国生活では“自分の意見をYes,Noではっきり言うこと”を学びましたが、あの1年間には、Yes,Noに加え、なぜそう思うのか論理立てて述べること瓩魍悗戮燭隼廚辰討い泙后

 そして交換留学から帰国後は、「いつか海外で働きたい」と思うように。その土台を作るべく、米国の大学で学ぶことを決意。現在は『ミネソタ州立大学』で学業に励んでいる。

「この大学は、今後の世界経済で有望とされるアフリカ諸国の開発についての学問に力を入れていること、それに各国機関から幅広く研究を請け負っている点にも魅力を感じ、選びました。将来は、アフリカの公共事業、資源開発やダムの制作などに携わりたいと思っています」

 

J・Kさん