帰国体験記 先輩からのメッセージ

Vol.63
Vol.63

海外の大学でも模索し医療分野で日本に貢献を

R.Sさん(18 歳)
東京大学理科二類
1年
滞在期間
3(3月∼)∼6歳(G3※∼8月)、インターナショナルスクール→ブリティッシュスクール
滞在場所
フランス(パリ)

 

パリから帰国後は日本のインターへ編入

 3歳から6歳までパリに滞在中は、主に英語で生活していたR・Sさん。ブリティッシュスクールではリーディングのクラスで最上級レベルの教材を使うなど、日本語よりむしろ英語の方が得意だったという。そんな中、7歳で帰国。引き続きインターに通った。

「せっかくの英語を忘れないようにと、親が帰国後さまざまなインターに問い合わせてくれたんですが、どこも満員。諦めて公立小への入学手続きを始めた頃に、『西町インターナショナルスクール(以下、西町インター)』に空きが出たんです。」


 現在大学生となったR・Sさんは「私、西町インター愛、凄いですよ(笑)」と語る。

「小規模でアットホームなので皆と仲良くなれること、日本語教育のレベルが他より高くて日本の学年相当の学習ができたことなど、数あるインターの中でも『西町インターで良かった』と在学中から思っていました。」

 

来秋からアメリカの大学へ

 中学までの学校となる西町インター卒業後は、都立『日比谷高等学校』に通った。

「卒業時点で相当な英語力がついている自信はあったので、これから先は将来の選択肢を広げるために、日本の学校に行こうと決意。国立と迷った結果、文化祭の盛り上がりと父の母校ということもあって決めました。」


 とはいえ初の日本の学校。最初は戸惑いの連続だったとか。

「入学式、日直や教室掃除も初めてで。でも一番の衝撃は、あだ名が『アメスタ(アメリカンスタイル)』になったこと。西町インターにいた頃は誰より日本人らしく、『私は日本人』というアイデンティティを根底に持っていたんです。それが崩れたのがショックでした。ですが、日本人と外国人の両面を持つのが自分の個性だと気がついて。それからは本当に楽しかったです。」


 現在は東京大学1年生のR・Sさんだが、実は『ジョンズ・ホプキンス大学』のギャップイヤー(大学合格後に取得した休学期間)中。東大は2年の秋から休学し、入学する予定だ。

「もともと日本の高校に通ったのは将来の可能性を広げるため。ですので、日本の大学以外に海外大学を受けない理由はありませんでした。海外大学に向けては西町インターの先生にエッセイを見てもらったり、本当にお世話になりました。私は将来『WHO(世界保健機関)』などで日本の医療水準向上に貢献したいと考えています。それを実現するにはどちらの大学で学ぶべきか、しっかりと見極めていきたいです。」

 

R・Sさん。

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